「エリザベート」を見ました

2006-05-20 23:00:57 | その他
以前から見たい見たいと思っていた『エリザベート』を見ましたよ~。

チケット取るのすっごい大変でさ~。
今回絶対駄目だ!と思っていたのですが、おともだちのお母様のおかげで無事鑑賞に漕ぎつけました。


日生劇場・東宝ミュージカル・2006年版。
お友達とプログラムによれば、今までと内容が若干変わってるらしいです~!

19世紀末オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフのお妃だったエリザベート(シシー)のお話。
ストーリィは公式サイトに任せてしまいますが。

きっと多分、配役表なんかの扱いから見るにシシーと黄泉の帝王トート(Todってドイツ語でそのものずばり『死』ですよ)のお話なんだろーなぁと思いつつ、どーも、フランツ・ヨーゼフに肩入れしたくなっちゃうんですけど。
もともとウィーン好きの私としては、ハプスブルクってやっぱり大変な家柄だと思うし。
おとーさんが病んでる所為でいきなり皇帝になっちゃった上におかーさんは女帝のように振舞うし(否、おかーさんもきっとハプスブルクを背負うのは大変だったんだと思う)国の外はゴタゴタしてるし、一目惚れして周囲の反対を振り切って奥さんにしたのがシシーなんだもんね。
フランツ・ヨーゼフかわいそうじゃん。
ていうか女の選び方、まちがったよなぁ(みもふたもない言い方?)

それにしても(こっから思いっきり私見っす。間違ってたらごめんなさい)
これってホント、ウィーン発のミュージカルなんですねぇ。
「エロスとタナトス」とか「メメント・モリ(ってこーいう表記かな?)」とか「ダンス・マカーブル」とかさ~。
巷で語られるウィーンのイメージがてんこ盛りですよ。

「メメント・モリ=死を思え」ってウィーンの街に合ってるといつも思う。
目抜き通りにペスト記念柱があったり、街中の教会で歴代ハプスブルク皇帝&后妃の棺(ホンモノですよ!)が見られたりさ。
きっと東京だったら銀座4丁目らへんに関東大震災碑があったり、丸の内あたりに皇室墓所があるノリだと思う…なんてのは余談ですが。

「ヒロインとペアで考えられるのが「死」なんだから、それがついてまわるのは当然なんですけど。
もともとそーいうイメージのミュージカルなのか、日本版を作るにあたって(演出の方の趣味とか?で)さらに濃くなったのか、気になります。
オリジナル版はウィーンじゃないと見られないんだって。
いつか見に行かなくちゃいけませんね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« めいどきっさなるものに | トップ | 素焼きの鉢のお人形 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他」カテゴリの最新記事