映画『バビロン』を見ました

2023-03-06 22:05:05 | 映画
ネタバレ有ります。

今年、最初の映画は『バビロン』です。
ラ・ラ・ランドの監督、『雨に唄えば』が好きなんだろうな、という点で引っかかってました。(ラ・ラ・ランドは好きじゃない。そもそも心に残る歌がないのにミュージカル映画って名乗るのは反則だと思う)
映画評を見ると、サイレントからトーキーの移行期、『雨に唄えば』の影響が有るらしい(やっぱり!)ので、見ておいた方が良い…という判断。

思っていたよりは悪くなかったですよ。
3時間があっという間ではなかったけど、次は?次は?と展開される場面に目が離せなかったし。痛いのと血は駄目だけど、汚いものと肉色の画面には耐性あるし。ゴージャスなセットや衣装は悪くない。

ストーリーは、トーキーへの移行に失敗した“ドン・ロックウッド”とその周りの人々の話(超ブラック)だと思えば良し。
方向性は違えど『雨に唄えば』好きは共通項なので、「ああ。見覚えある!」や「ここ、持ってきたか!」は楽しかったです。

本来メインと思われる成り上がりカップルは『ラ・ラ・ランド』の焼き直しよね。監督が、ファム・ファタールもどきを描くのがよっぽど好きなんだな。男の方が破滅しないのがヌルいけど。まぁ、男にとっては、その方が都合が良いんだろうなぁ。

長すぎる諸々のシーン、ここ要る?なエピソード、最後の変なアニメの画面&いろいろな映画の断片やら、無くても良いものも含めて、見ておいて良かった…他人様にはオススメし難いけど。

おまけ。
映画館のシーン、記憶違いでなければ、ジーン・ケリーが歌う♪雨に唄えば、で号泣してるけど、あそこから先が長くて楽しいのよね〜。彼は最後まで見たのかな?気になるところ。

今、私は無性に『雨に唄えば』が観たいです(笑)

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