北のパラダイス

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世界幸福度ランキング2013

2013年09月11日 | 未来構想
2013年度の世界幸福度レポート(World Happiness Report)が、コロンビア大学地球研究所から発表されました。
これによると、世界で最も幸福度の高い国はデンマークで、続く2~5位は順にノルウェー、スイス、オランダ、スウェーデンとなっています。

この調査は、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」の支援を受けて行われたもので、2010年から2012年にかけて実施され、世界156カ国に住む人々の幸福度を国別のランキングにまとめたものです。

評価基準としては、富裕度、健康度、人生の選択における自由度、困ったときに頼れる人の有無、汚職に関するクリーン度や同じ国に住む人々の寛大さなどの要素が考慮されています。

気になる日本の順位ですが43位と思ったより低いですね。
ちなみにアメリカは17位、イギリスが22位、ロシアが68位、中国はかなり低位の93位、イラクが105位、内戦状態にあるシリアは148位でした。

また、アジアの他の国を見ると、アラブ首長国連邦が14位、シンガポールが30位、タイが36位でした。

日本の43位という順位は、東日本大震災と福島第一原発事故の影響も大きいかもしれません。
今日で大震災からちょうど2年半が経過しましたが、いまだ復興・再生のメドは立たず、仮設住宅で避難生活を送っている方々は置き去りにされているような状況ですから、日本は決して幸せな国とは言えません。

ところで、第1位に輝いたデンマークですが、私も2度ほど訪れたことがあるので、デンマークの幸福度が高いというのは分かるような気がします。

まず、社会システムが素晴らしい!!
生活レベルは高く、税金も高いですが、医療費と教育費は無料です。
コペンハーゲン、ヘアニング、オーフスなどの町を歩いてみてもあまり貧富の差というものを感じませんでした。(ただ、インドや中東、アフリカ系の移民は多いようです)
そして、環境問題に対する国民の意識が高く、原発に頼らないエネルギーシステムを実現しています。

ヨーロツパ諸国の中にあって、イギリス、フランス、ドイツなどの政治経済大国ではありませんが、人々の暮らしぶりは豊かで、国民の満足度は高いということは、私も実感してきました。

お隣りのスウエーデンも同様に素晴らしい国でしたが、ストックホルム、マルメ、ルレオなどを訪れてみて感じたことは、生活レベルや社会システムなどはデンマークと同等だと思いますが、人間の気質が明らかに違いました。

デンマーク人は気さくで笑顔が多いのに対し、スウェーデン人はプライドが高く少し固い感じがしました。
この違いが幸福度と関係しているのかどうかは定かではありませんが、でもプライドが高くて固い感じの人達と居るより、気さくで笑顔の多い人達と一緒に居るほうがより幸福感を感じられると思います。

さて、我が北海道の幸福度はどの程度でしょう??
北海道人の気質に関してはデンマーク人にひけをとらないでしょうが、教育や医療などの社会システムや電力や冷暖房などのエネルギーシステムについては歯が立たないと思います。

実は「北のパラダイス」のモデルはデンマークなんです。
ユトランド半島の中ほどに位置する人口8万人程度のヘアニング市を訪れた時に、北海道の中核都市(釧路市・帯広市・苫小牧市・室蘭市・岩見沢市・北見市・小樽市・千歳市等々)が目指す社会システムやエネルギーシステムのあり方のモデルを、ヘアニング市で見学することができました。

私はその時、マジでヘアニング市に移住したいと思いました。
私が夢見ていた「北のパラダイス」がまさにそこにありました。
ヘアニングのスポーツ店で地元のアイスホッケーチーム「BLUE FOX」のユニフォームを記念に買って、今でも自室に飾ってあります。



もし、これからヨーロッパを訪れることがありましたら、ぜひ、スカンジナビア航空でデンマークまで足を伸ばしてみて下さい。



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