北のパラダイス

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参院選の争点:原発再稼働

2013年07月05日 | 選挙
きのう福島県入りした自民党の安倍総理は、街頭演説で原発再稼働の「げ」の字も言わなかったそうです。
ある新聞には「原発再稼働を封印した安倍総理」とまで書かれてました。

ひどい話ですね。選挙に勝つためには騙してでもウソついてでも構わない、どんな手を使ってでも勝利する、ということなんですね。きっと。

これほど、国民をバカにした行為はありませんね。卑劣と言っても過言ではないでしょう。
もし、自民党が圧倒的に勝利してしまったら、即、「原発再稼働」に向かって走り出すことは火を見るより明らかです。

私が「原発再稼働」に反対する大きな理由は、「使用済み核燃料」の問題です。

日本に限らず原発を稼働させている国々に共通した課題は、「使用済み核燃料」をどのように保管し、どのように処理するかです。

基本的に「使用済み核燃料」は再処理・再利用ができなければ長期間にわたって保管し続けなければなりません。それも気の遠くなるような長期間です。

その間にもし福島第一原発のような事故がまた起きてしまったら、同じように放射線汚染の大惨事が繰り返されてしまうのです。

日本でも、青森県の六ヶ所村にある「再処理工場」で「使用済み核燃料」を再処理してプルトニウムを取り出し、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で再利用する計画がかなり前から進められています。

しかし、高速増殖原型炉「もんじゅ」は怠慢な点検整備により稼働させることができず、原子力規制委員会が運転再開準備を進めないよう命じることを決めました。

また、六ヶ所村の「使用済み核燃料再処理工場」についても、トラブル続きで未だ完成には至っていません。

このように「使用済み核燃料」の再処理と「再処理されたプルトニウム」の再使用のメドが立たないのに、何故、「原発再稼働」を声高々に訴えるのか私には全く理解できません。

原子力政策として、「使用済み核燃料」の再処理と保管体制に万全を期してから「原発再稼働」について検討します、ということならまだ話し合う余地も残されていますが...

原発推進派は、トイレ無きマンションに入居させるために、「トイレはいつ出来るか分かりませんが、マンションは建ててしまったので、取りあえず入居して下さい。用を足す場合はマンションの外に仮設トイレを作ったので取り急ぎそこを使って下さい」と言っているようなものです。

こんな馬鹿げた話ありえない!!と思うかもしれませんが、現実はこういう事なんです。
今の日本で、こんなありえない話が堂々とまかり通っているんです。

ですから、私は「原発再稼働」に反対します!!







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