須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

ゴールデンウィーク最終日

2014年05月06日 | 講演会・サイン会のお知らせ
5月3日から始まった、毎年恒例で行っている須永博士展覧会&サイン会&ミニ講演会

あっという間に3日間が過ぎました。

本日は片づけをする予定ですが、せっかく飾りましたので会場は本日もこのままにして見ていただけるよう、夕方にかけてゆっくりと片づけをしてゆこうとスタッフ、須永博士と話しています。

3日間の出逢いを振り返りながら…

これからの須永博士のしてゆくこと、作ってゆくべきものを話しながら…

ご注文の作品の準備をしながら…


私たちも、この会場で毎年皆様をお待ちしているのですが、毎年毎年来て下さる方、その方が突然来られなくなる・・・という事があります。

何かあったのかな。と思いながらも連絡はすることはなく、

それから数年後・・・

またここへ来て下さる。その間の人生は、その人その人、一言では語れない

それを感じ取った須永博士が、言葉を交わすことなく、ペンを走らせる・・・。




流れてくる涙が、すべてをあらわす


その涙の中には、悲しみ、苦しみ、挑戦、絶望、

人に語ることのできない、自分の中で闘ってきた涙がある。


涙を流し終えたあと、なんだろう・・・その人がとても美しく見える。光ってみえるような・・・


こんな声も聞きます。「今はそこへ行けないけれど、また必ず行きます。」

その時は、いま自分の目の前に起きたことに、正面から向き合う、受け止める、受け入れる、その覚悟をしたとき

そんなときに須永博士のことを思いだしてくださったのならば、こんなに嬉しいことはありません。


昨日、自分のFacebook


「年に1度、ここで出逢える方々・・・

年を重ね、様々な人生を重ね、

その中で、強く生きること、生きてきたこと

もう駄目です。

と言っていた人が、幸せをつかんだり、新たな挑戦を始めたり、

よし、やるぞ!

まだまだ負けちゃいられない!!

とここで宣言して、「また来ます!」と帰られる背中を見るたびに、心が震えるような喜びを感じます。

また来年

と、再会を約束し、私達もまたここで皆様に会えるまでがんばります!」

と書きました。


今回、会場へ来て下さった方々に話していた、昨年からの須永博士のこれまでの人生、数年前からの須永博士の人生

悔しい思いもした。悲しい思いもした。

心からの喜びもあった。

「すべて自分の人生」

"詩人"として、心から湧き出てくる感情を「詩」という形にしてあらわすことで、自分が何を思っているのか、何を求めているのか、
どのようにしてこの試練を乗り越えてゆくのか・・・

これまでたくさんの方々の人生を詩にしてきたけれど、今72歳になった須永博士、72年の人生を生きてきた中での感性や経験、出逢いが全身の中にすべて入っていて、この3日間出逢った方々に、ふわ~っとした優しい空気が流れるようにひとりひとりに詩を書きました。

同じ詩はひとつもない。

その人の心を、詩という見える文字の形にあらわしたものが生まれ続けました。

作品が出来上がり、お会計をするのですが、いつも思うけれどお金では代えられないお金では買えないものを、それでもお金にしていただく訳ですが、

この「お金」というものの価値、それをいただくお仕事をさせてもらっている私たちのできることは、これからもずっと、ずっと、皆様のことを想い、皆様のしあわせを願い、応援し続けることだと思っています。

それが、その人の大切な「お金」を「代金」としてしただく意味なのだろうと・・・

そうか、今気づきましたが、お金では代えられないものを、お金に代えるのが代金という文字になっているのかな。

これから、2015年カレンダーの制作にも取り掛かります。早いですね!

1年1年、当たり前のように過ぎてゆくのではない、1年1年、一日一日が2度とない大切な時間。

今回の須永博士展覧会も、同じ会場でしていても、飾り付けも毎回違う、出逢う方も毎年違う。

今回来て下さった方々、そして今回は来れなかった方々、ブログやFecebookを見てくださっていた方々・・・

また来年も、再来年も、その先も、ずっとずっと小国で、この会場で皆さんをお待ちします。



後ほど、3日間の様子をまた書き加えますね




コメント
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