JDDW2009の日本消化器病学会では2つの演題を発表する予定で、最初に膵がん長期生存例について発表します。浸潤性膵管がん(通常の膵がん)は再発率が高く、長期生存する割合が非常に低いのが実状です。私達の施設の約200例の切除後の5年生存率は11%でした。浸潤性膵管がん長期生存の条件としては、ステージ3以下,リンパ節転移が無いかあっても腫瘍近くのリンパ節に留まるもの、切除断端がん陰性などでした。
一方、膵管内乳頭粘液腺がん由来の浸潤がんは、早期の進行度のものも多いため、半数近くが長期生存しました。私達の施設で切除した44例の5年生存率は44%でした。しかしステージ4のがんでは浸潤性膵管がん同様に生存率は極めて不良でした。従って膵管内乳頭粘液腺がん由来の浸潤がんでもステージ3以下でないと長期生存は厳しいことになります。
一方、膵管内乳頭粘液腺がん由来の浸潤がんは、早期の進行度のものも多いため、半数近くが長期生存しました。私達の施設で切除した44例の5年生存率は44%でした。しかしステージ4のがんでは浸潤性膵管がん同様に生存率は極めて不良でした。従って膵管内乳頭粘液腺がん由来の浸潤がんでもステージ3以下でないと長期生存は厳しいことになります。