日曜日たち 2011-02-17 | 雑感 都会に暮らす男女の物語が幾つかまとめられ、それぞれのストーリーには通奏低音のように九州から家出してきた兄弟がほんの少しだけ登場します。この吉田修一氏の小説の中で印象深かったのは、仕事に疲れた様子の韓国籍の女医さんと、家庭内暴力を受けて保護シェルターに行き、その後シェルターの相談員になった女性の話です。小説の最後は爽快に終わりますので、読むと元気が出ると思います。