西村賢太著「苦役列車」 2012-09-24 | 雑感 西村賢太氏が芥川賞を受賞した作品「苦役列車」を読みました。東京の下町育ちの中卒で日雇いの港湾労働者をしている青年が主人公です。これといったストーリーはなく、これって小説といえるのかと思ってしまいますが、会話の少ない文章はこなれています。私はストーリーが無いので好きではない小説ですが、社会の底辺の人々の日常をリアルに描写していることは確かです。