また名取図書館から借りてきた本を読んだ。
村岡花子さんの生涯をまとめた「アンのゆりかご」という本である。
名取市は、カナダと相互交流をおこなっているということで、図書館の入り口にはカナダに関する書籍がたくさん置いてあった。
その中にこの本もあった。
村岡花子さんについては2014年にNHKの朝の連続テレビ小説で「花子とアン」として放送されたのを見ていたので記憶にあり、
もう少し詳しく知りたかったからだ。
村岡花子は、旧姓安中はな、明治26年(1893)山梨県甲府市に生まれた。
明治時代の後半にミッションスクール、東洋英和女学院に学び、大正、昭和の世の中を生きて、婦人参政権などの運動に関わり
戦後「赤毛のアン」の刊行に取り組んだ女性である。
花子は、生涯の中でたくさんの人たちとかかわっており、それらは女流文学者や婦人運動家などがおり、その交流の広さが
素晴らしいと思った。
なかでも、白蓮事件で名高い柳原燁子(あきこ)は、テレビでも仲間由紀恵が演じたことで私も知っていて、関心を持っていた。
この本は、花子の孫村岡恵理さんにより書かれた評伝であった。
写真や資料も豊富で、年表もまとめられており、生涯が分かりやすく書かれていたので非常に読みやすかった。