西尾幹二さんの本を読んだ。
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2014年7月発行の本である。
西尾幹二さんは、1935年東京生まれの、ドイツ文学者、思想家、評論家である。
目次
まえがき ~侵略されてるのは「日本」である
〔年表〕欧米ソ列強の地球侵略史
第一章
第二章
第三章
第四章 16世紀から日本は狙われていた!
第五章 「日米戦争」はなぜ起こったか?
第六章 敢えて言おう、日本はあの戦争で「目的」を果たした!
第七章 アメリカの可笑しさ、自らの「ナショナリズム」を「グローバリズム」と称する
あとがき
内容は目次にあるようなものだが、私が納得したのは、1500年代以降の世界の動きと、18世紀以降のアメリカ独立以後の
アメリカという国の外交施策、遅れてきた帝国主義国としての動きである。
それが今に続いている。そして、その中での中国政策にしても、間違っていたこと。
共産主義国になる中国を支援していた、中国がアメリカのような民主主義を理解する国になることを期待していたこと。
いずれも間違った方針が、いまのアメリカの苦境を生んでいると思う。
その間で、日本はうまいように使われている。お金だけ無心されている。国富が奪われているのではないか?
太平洋戦争によりアメリカに敗北し、米国に占領された、そこから立ち直ったのであるから「反米」は難しい。
しかし、日本独自の文化、日本が育んできた文化や歴史まで失わないような、国政のかじ取りをお願いしたいものだ。