地元の集会所でやっている交流サロンに行って見た。
先に回覧板でお知らせがあり、勉強会があり、地元のことを知る手掛かりがあると
案内されているので、興味を持って行って見た。
テーマは「岩沼を知る手がかり」、コミュニティセンターの所長さんが講師であっ
た。市役所のOBの方で、ずっと地元に住んでいる方なので、岩沼の古い歴史の話か
ら最近の話までいろいろ聞けて勉強になった。
新聞にも載った話ではあるが、今年3月になくなった元NHKアナウンサーの鈴木健二
さんは、東北大学の卒業であるが、在学中岩沼市内に下宿して通学していたとい
う。(著書「ビッグマン愚行録」にある)
また、昨年亡くなったムツゴロウこと、畑正憲さんは、東大の大学時代、命を絶と
うと夜汽車で北に向かい、たまたま岩沼駅に降り、旅館に泊まって睡眠薬を買おう
としたが店が閉まっており、阿武隈川のそばで一夜を明かしたという。旅館に戻る
と、おかみさんが心配しており、チリ紙に包んだものをポケットに入れてくれたと
いう。中には1万円札が入っており、東京に戻って復活するきっかけになったとい
う。(著書「ムツゴロウの放浪記」にあり)
ここ最近では、令和3年、4年の芥川賞の受賞作品に岩沼や地元の玉浦のことが載っ
ているとのことで、今度図書館で借りてきて読んでみたいと思った。
いずれも作者は仙台市出身の方であったからでもあろうが、地元の名が広まること
はうれしいことである。
作品は、「貝に続く場所にて」(石沢麻衣著)と「荒地の家族」(佐藤厚志著)で
ある。