郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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文壇アイドル論(斎藤美奈子著)

2021-06-06 | 読書

斎藤美奈子さんの2002年の本です。

大分古いですね。でも斎藤さんも書いていますが、私にとっても若い頃の「同時代の社会現象」上の人たちでした。

1980年代の人たちですから、本が書かれたのがその20年後、今はすでにその40年後になりました。

書かれていている人たちは、

Ⅰ 「文壇バブルの風景」で、村上春樹、俵万智、吉本ばなな、

Ⅱ 「オンナの時代の選択」で、林真理子、上野千鶴子、

Ⅲ 「知と教養のコンビニ化」で、立花隆、村上龍、田中康夫、合計8人でした。

今も話題に上る人から、ちょっと忘れられた人までいます。

残念ながら、私はどの方の本も通して読んではいませんでした。新聞やテレビで知っているだけでしたので、

概要というかどんなものを書いていて、どんな考えの方だったのか知りたくて読みました。

村上春樹さんは、いつもノーベル賞候補と言われますが、なかなか難しいですね。

村上さんは「風の歌を聴け」でデビューし、たくさんのベストセラーを書いてきましたが、私にはなじめませんでした。

俵万智さんは、「サラダ記念日」で有名になりましたが、一時宮城県にも住んでいて好感を持ったのですが、

東日本大震災後に移住してしまって残念です。

吉本ばななさんは、吉本隆明さんの娘だったことしか知りませんでした。

林真理子さんは、大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」の原作者で、今でもテレビや新聞にも出てきますね。

上野千鶴子さんも、女性の生き方やおひとり様で有名で、いまでも時代の話題をさらうこともあるようです。

最後の男性3人衆は、一時は目立ちましたが、最近は話題を聞かなくなりました。

この3人の中では、村上龍さんが私には興味がありました。

作者の斎藤美奈子さんと8人の作家さんは、私にとっても年齢が前後する先輩、後輩であるので、

近い感じの感覚があるのかと思っていましたが、やはり文壇で活躍する方々ですから、全然近づけない方々でした。

それでもいろんな作家の方の本を読みながら、いろんな知識を吸収していきたいと思いました。


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