2日前、曇り空だったので、家から車で10分のアジサイ寺に行きました。
ほとんど毎年のことだからあまり新鮮味はないのですが、それでもこの時期になると行きたくなります。
そして、同じようにカメラのシャッターを切ります。
「去年も、その前の写真もあるじゃないか」と思うのですが、心のどこかが納得しないようで、結局、毎年同じようにして写真を撮ります。
今年もたくさんの人が訪れていました。
紫陽花の青あざやかに空家かな (平成22年)
話は変わって、
次の話は新聞記事に書かれていたものだそうで、「新しいページ」(谷口純子著)という本に紹介されていたのですが、とても良い話なのでここにも書かせてもらいます。(2002年頃に書かれたもの)
○東京都板橋区の89歳の女性は、「亡夫の好きだった街をきれいにしたい」という願いから、毎朝駅前でゴミ拾いをしてきたという。ところがある日、持ち帰ったタバコの吸殻が原因で、自宅が全焼してしまった。ところがこの女性は、火事の後に知人宅に身を寄せた後も、落胆して掃除をやめることもなく、「1日でも休めば、ゴミが散乱する」と駅前での掃除を続けているそうだ。
そんな彼女の所には、全国から数十件の励ましの手紙や電話が寄せられた。中には「母子家庭で生活に余裕はありませんが・・・」とお金を送ってきた人もいる。また、それまでタバコのポイ捨てをしてきた男性が「これからは責任をもってタバコの始末をします」と書いてきたりした。こうして一人の善い行いは、多くの人の善意や善行を引き出していく。
と、紹介されていた。
毎日暗いニュースばかりがあふれているようですが、気を付けてみれば、中にはこんな素晴らしい話もあるのだと感動させられたのでした。