昨日は結構しっかりと雪が降りましたね。ベランダにはまだ数cm積もっています。出掛ける必要がない日に降る雪ってほんとにわくわくする。自分が外出するとなればお願いだから止んでくれ…!と念じるのだろうけれど。
そういえば蒸しパンって作ったことないなと思い、粉・砂糖・水・膨らし粉で作る一番シンプルなレシピで。紫芋パウダー入れっちゃってますけどね。初めての割にぱっかりきれいに開いて上機嫌~♪ 蒸し器はオーブンと違って膨らむ過程が見えませんから蒸かしあがって開けた瞬間の嬉しさはひとしお。
この紫色の素はアントシアニン。アントシアニンはpHによって色が変化します。酸性に傾けば赤みがかりアルカリ性に傾けば青みを帯びるというふうに。今回は水分に水を使ったので問題なかったのですが卵を入れる場合はちょっと注意。アルカリ性である卵白によって全体が青みがかる可能性があります。なので心配な方はお酢を数滴垂らすと安心です☆上の写真、よーく見ると点々と青くなっているところがあるのがわかると思います。これはきっと 同じくアルカリ性のベーキングパウダーがアントシアニンと反応してしまったところ。
蒸かし立てはふわっともちもちで素朴なおいしさ。極力シンプルな配合にしたので できれば温かいうちに食べてしまいたいところです。
水100gに砂糖40gを溶かし、薄力粉100gB.P.4g紫芋パウダー10gを合わせたものを篩い入れゴムべらでさっくり混ぜます。多少粉が残っている状態で型に流し入れ15~20分強火で蒸したらできあがり。
小さい頃近くのパン屋さんの紫芋蒸しパンが大好きでよく買ってもらっていたのですが、かぶりついたところが見る間に青く変化するので当時不思議に思っていました。これってまさにアントシアニンがアルカリ性である唾液と反応しているわけですね。健康な人では唾液は大体弱アルカリ性に保たれていますがストレス負荷時など体調によっては酸性に傾きます。唾液のpHを測るというとなんだか面倒そうですがある食材を食べることでそれがわかるのならばちょっと面白いですよね。紫芋を使った食べ物ならどれでもそうなるとは限りませんが気になった方は試してみてください♪ ちなみにその思い出の蒸しパンは確かサンメリーだったかな?
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こちらもどちらかぽちっと…
taecoさん褒め上手すぎですヽ(;▽;)ノ
…そんな風に言われてしまったら誰だっていじけてしまいます(笑)
今回はシンプルな材料で作ったので素朴な感じでしたが、卵や油脂を入れるとしっとりとケーキみたいになるのでどなたにも喜ばれる蒸しパンになるかと(^^)
自然の色の変化、面白いですよね。ハーブティーの中にもpHで色が変わるものがあるのでそれもいつか試してみたいな~と思う今日この頃です。