今日は、ステーションでの勉強会「リンパ浮腫のケア概論」がありました。
県立がんセンターの緩和ケア認定看護師であり、医療徒手リンパドレナージセラピストでもありる近藤 敬子先生を講師としてお招きしての勉強会でした。
近藤先生は看護師の専門外来「リンパ浮腫外来」を持ち、日々臨床でリンパ浮腫の治療をされている方で、数年前にも一度講義をお願いしたことがあります。
しかし、その時は近隣のステーションにも声をかけ、人数が多かったことと、時間的な余裕がなかったため、まだまだ聴き足りない感があったため、今回はうちのステーションのスタッフだけで、2回に分け「概論」と「実習」を行ってもらう事にしました。
今朝どっさりと送られてきた資料は、とても分かりやすく、これだけでテキストとして利用できるものでした。
リンパ浮腫と言うと、すぐにリンパマッサージと口をついてしまい、近藤先生にもお叱りを頂きました。
「それは、リンパ浮腫を理解していないからです。」
確かにそうだと思いました。
リンパ浮腫とは何か?
リンパ浮腫の分類は?
リンパ浮腫の原因は?
適応は?禁忌は?
今ある浮腫がどんな原因で起こっているのかによって、ケアの方法が全く違うこと。
逆に生命の危機を与えてしまう恐れがあること。
間違った判断が、さらなる悪化を招くこと。
などを写真をたっぷり使って、わかりやすく講義して頂きました。
今振り返ればぞっとしますが、主治医の指示だからと言って、悪性腫瘍による続発性の下肢のリンパ浮腫に、弾性包帯をそのまま巻いていたこともありました。
弾性包帯による固定法は、実際にはとても難しく、包帯を巻く前にも皮膚を保護するための綿包帯などが必要ですし、その方向や圧力には、専門のセラピストの技術が必要なのです。
「浮腫んでるから、弾性包帯巻いといて。」という指示には、「それは私たちではできません。」と言えないとダメなんですよね。
今回、私たち訪問看護師が、在宅でも出来るケアを教えて頂ける事になりました。
どこのリンパがどこに流れているのか。
どこのリンパが摘出されているのか、それならどこに流すのか。
全身のドレナージが困難ならば、局所てきな「ほぐし手技」や、スキンケアでも改善することが出来るなど、次回は実習をしながらの勉強会となります。
とっても楽しみです。
今回、講義を前に、予習をしておいてください。と言われていました。
そのためにご紹介いただいた本があります。
これには、基本的なリンパドレナージの手技がわかりやすく書かれています。
さらにDVDがついていて、実際の手技を見ることもできました。
よくリンパ浮腫と間違われる急性皮膚炎や、感染・炎症を伴う蜂窩織炎などの時に行う佐藤式冷却法などの方法も載っています。お勧めです。
いやいや、奥が深くて知らないと怖いことばかりでした。
また、少しずつお伝えしたいと思います。
県立がんセンターの緩和ケア認定看護師であり、医療徒手リンパドレナージセラピストでもありる近藤 敬子先生を講師としてお招きしての勉強会でした。
近藤先生は看護師の専門外来「リンパ浮腫外来」を持ち、日々臨床でリンパ浮腫の治療をされている方で、数年前にも一度講義をお願いしたことがあります。
しかし、その時は近隣のステーションにも声をかけ、人数が多かったことと、時間的な余裕がなかったため、まだまだ聴き足りない感があったため、今回はうちのステーションのスタッフだけで、2回に分け「概論」と「実習」を行ってもらう事にしました。
今朝どっさりと送られてきた資料は、とても分かりやすく、これだけでテキストとして利用できるものでした。
リンパ浮腫と言うと、すぐにリンパマッサージと口をついてしまい、近藤先生にもお叱りを頂きました。
「それは、リンパ浮腫を理解していないからです。」
確かにそうだと思いました。
リンパ浮腫とは何か?
リンパ浮腫の分類は?
リンパ浮腫の原因は?
適応は?禁忌は?
今ある浮腫がどんな原因で起こっているのかによって、ケアの方法が全く違うこと。
逆に生命の危機を与えてしまう恐れがあること。
間違った判断が、さらなる悪化を招くこと。
などを写真をたっぷり使って、わかりやすく講義して頂きました。
今振り返ればぞっとしますが、主治医の指示だからと言って、悪性腫瘍による続発性の下肢のリンパ浮腫に、弾性包帯をそのまま巻いていたこともありました。
弾性包帯による固定法は、実際にはとても難しく、包帯を巻く前にも皮膚を保護するための綿包帯などが必要ですし、その方向や圧力には、専門のセラピストの技術が必要なのです。
「浮腫んでるから、弾性包帯巻いといて。」という指示には、「それは私たちではできません。」と言えないとダメなんですよね。
今回、私たち訪問看護師が、在宅でも出来るケアを教えて頂ける事になりました。
どこのリンパがどこに流れているのか。
どこのリンパが摘出されているのか、それならどこに流すのか。
全身のドレナージが困難ならば、局所てきな「ほぐし手技」や、スキンケアでも改善することが出来るなど、次回は実習をしながらの勉強会となります。
とっても楽しみです。
今回、講義を前に、予習をしておいてください。と言われていました。
そのためにご紹介いただいた本があります。
これには、基本的なリンパドレナージの手技がわかりやすく書かれています。
さらにDVDがついていて、実際の手技を見ることもできました。
よくリンパ浮腫と間違われる急性皮膚炎や、感染・炎症を伴う蜂窩織炎などの時に行う佐藤式冷却法などの方法も載っています。お勧めです。
ナースができるベッドサイドのリンパ浮腫ケア | |
日本看護協会出版会 | |
日本看護協会出版会 |
いやいや、奥が深くて知らないと怖いことばかりでした。
また、少しずつお伝えしたいと思います。