風景と植物ー団塊世代

自然は素晴らしい

金沢城ー大手門石垣

2017-10-19 19:39:40 | 写真
加賀藩前田家は江戸時代前の初代前田利家から江戸時代末期の第14代まで、お取り潰しや藩組み替え‥等はなく安定されていました。そのおかげで現在素晴らしい金沢城が現存されています。

金沢城の石垣は「野面積み」「粗加工石」「切石積」は勿論「色紙短冊積み」「金場取残積」「江戸切」「四方切合積」「亀甲石」‥等、全国に誇れて石垣の博物館と言われる程様々な石垣の種類があります。
その中で、大手門石垣にも下記の写真の通り様々な特徴を持つ石垣があります。

「鏡石」は全国のお城でも見られる通り金沢城でも巨大な石垣が設置してあります。大手門にも当然門がありましたが、門の柱を固定するための痕跡が見られます。
又、金沢城初期には大手門からお城に入る際、江戸時代前期から現在でも見られます通り大手門から城内に入るには右折していますが、初期には左折されていたという痕跡の隅石が確認されます。
そして、「合坂」という石垣を上る際同じ箇所から右側方向と左側方向に上る石段が現存されています。現存されている全国のお城では「合坂」はどの程度残っているのでしょう。知りたいところです。


「鏡石」


「隅石」


「大手門柱跡」


「大手門石垣」


「大手門石垣」


「合坂」


「合坂」