GTS1000Aメインキー交換５

トップブリッジの比較。
左が古いやつで、右が新しい物です。まず色が異なります。
まぁ、これは年式が違うので、致し方がないのと、フレームがシルバーですから、個人的にはむしろシルバーのほうが嬉しかったりします。梨地なので1年も経たずに黒ずんでくるでしょうけど。
それはともかく、トップ面は特に形状変更はありません。ハンドルバー取付部分の高さ、垂れ角も同様です。ボトム面を見てみましょう。キーシンダー取付位置の形状が新しいシリンダーに合わせて、変更されています。三つ叉取付位置の位置・形状は特に変更ありません。シリンダー取付ボルトのサイズは5mmから8mmになっています。ボルト長さは25mmで変更ありません。

GTS1000Aメインキー交換４

実際にトップブリッジにキーシリンダーを取り付けてみると、やはり新しい方(上)はキーシリンダーが飛び出してきます。古い方(下)は綺麗に面一になっております。
おそらく前期で設計したトップブリッジに後から別車種のキーシリンダーを持ってきた為かと思いますが、それにしても不細工です。ちなみに取り付けて発覚したのはキーシリンダー取付部の高さが旧・新共にほぼ同じという事。すなわち、ハンドルロック部分の高さは下に数㎜ズレたままということです。幸いロック棒が下側にズレているのと、車体側のハンドルロック穴が縦長である事で、ある程度調整は可能なのすが…ちょっと年式が違うだけで、えらく苦労させられるなぁ…。車体設計は殆ど変更されなかったバイクなのに…。

GTS1000Aメインキー交換３

キーシリンダーのハンドルロック部分の高さが微妙に違います。
この高さは、トップブリッジの取付部分で吸収するのだと思っていたのですが、でも、そうなると、キーシリンダーがトップブリッジから飛び出さないか…？なんかキーシリンダー部も以前の物に比べて微妙に長いし。

GTS1000Aメインキー交換２

メインキー底部の形状です。左側が新品。右側が壊れていた物。
以前のメインキーは捻り切りタイプのボルトで止められており、また、強度の高いネジロック剤で止められておりましたので、通常の方法では外す事ができず、やむなくグラインダーで頭を飛ばしました。ドリルでサラってみたのですが、失敗したもので…逆タップが効かないぐらい頑固に止まってましたから…
結局形状があまりにも違う為にトップブリッジまで購入することになったので、ここまでしなくても良かったのですが、この時はまだ取付可能と思ってたんですよねぇ。

GTS1000Aメインキー交換１

GTS1000Aのメインキーが購入時より調子が悪く、回すのも苦労していたので、交換することにしました。GTS1000Aのキーシリンダーはインターネットで調べていると、あまり程度が良くないらしく、同様の報告例がありました。当初はキーシリンダーだけを交換すれば良いと踏んでいたのですが、「新しい年式のキーシリンダーなら対策されているかも…」と欲張ったのが運の尽き。キーシリンダーの形状が年式によって異なるとは…。
で、結局新品のキーシリンダー(1万円ちょい)を取り付ける為にトップブリッジ(1万7千円ちょい）まで購入することになってしまって、ついでに右ハンドルバーも度重なる転倒の為か、曲がっていた為、新品に交換(3千円ちょい）。結局3万円超の出費です。
とりあえず、写真は右ハンドルバーの曲がり具合比較。運転しててもそれ程違和感が無かったのですが、比べれば一目瞭然。まぁ、比較対象が無くても見て判るぐらい曲がっています。立ちコケ程度ではここまで曲がらないと思うのですが…以前に何度もバラして転倒歴がかなり多いというのは判っているので、今更という感はありますけどね。

GTS1000A チェーン掃除

とりあえずＧＷに向けて着々とＧＴＳ１０００Ａツアラー化計画を実行しているわけですが、本日はチェーンの掃除を行いました。
使用ケミカルはＲＫのチェーンクリーナーとチェーンオイル。いずれもチェーンメンテナンスには必須アイテムです。でもって、チェーン専用の３方向ブラシ。
幸いＧＴＳ１０００Ａにはセンタースタンドが付いていますので、後輪を容易に浮かす事が可能です。おもむろにセンタースタンドを…を、重い…私の全体重を載せても容易にセンタースタンドが上がってくれません。　何度目かのトライでセンタースタンドをかけて、チェーンを磨きます。
クリーナーを十分に吹きつけてブラシでごしごし擦るのですが、凄まじい油の固まりが…。オークションでのメッセージにも書いていた通り、本当にメンテナンスされていません。とりあえず大雑把にブラシで汚れを取り除いて、あとはウェスで磨き上げます。幸い油でコーティングされていた為か、錆は浮いていないようです。
綺麗になったところでオイルを注してメンテナンス終了。当初より確実に実感できるフリクションの減少に満足しつつ、センタースタンドを解除するわけですが、これがまた恐ろしい。やたらと重い上に重心が結構上にあるもんだから、解除してすぐにブレーキで止めようとするとバランスが崩れて非常に危なっかしいのです。危うく右に転倒させてしまうところでした。

GTS1000A メンテ シリンダーヘッドカバー編 4

とりあえずシリンダーヘッドカバーを開けると、このような感じです。
外観から想像していたよりも、遙かにマシな状態。フラッシングしたのが効いてるのか、元々こうかのかはわかりませんが、見た感じでは問題なさそうです。
この後はシリンダーヘッドのパッキンが届くのを待つ状態。早く届いてくれないと、油にホコリが付着しそうで、精神衛生上あまりよろしくないですが、まぁ、スラッジよりは数百倍マシでしょう。
ちなみに、プラグホールが深くて見えませんが、なぜか初めからＮＧＫのイリジウムプラグが装着されていました。特に電極がヘタった様子は見られませんでしたので、おそらく交換してから、あまり距離を走っていないのだと思います。しかし、元々の締め付けトルクが強すぎ。外すのに少々苦労しました。

GTS1000A メンテ シリンダーヘッドカバー編 3

で、エアークリーナーボックスを外したのが、この状態。
見た目はキャブとかわりませんが、インジェクションでして、車と同様の物が使われているようです。当時はまだバイク用のインジェクションが無かったのかな…
で、燃料タンクからチョロっと伸びた所に、フューエルフィルターがあります。これも車用と同じみたいです。
どこかにＧＴＳ１０００は車みたいだと書いているのを見たことがありますが、フィルターまで車と一緒にしなくても…

GTS1000A メンテ シリンダーヘッドカバー編 2

シリンダーヘッドカバーを取り外すためにエアークリーナーボックスを取り外します。
かまぼこ形のエアクリーナーが二つ付いています。Ｔ－ＭＡＸの社外品エアクリが使えるそうですが、Ｋ＆Ｎとかそのあたりになると、一つ6000円ぐらいして、二つ買うと12000円。高すぎて手が出ませんな。
ちなみにネジ皿が張り付いているのは燃料タンクで、鉄製です。これは重たそうだ…

GTS1000A メンテ シリンダーヘッドカバー編

GTS1000のオーナーズクラブっぽい団体のホームページに書いている情報によると、GTS1000Aに使用されているエンジンのシリンダーヘッドカバーのパッキンは、どうやら激弱のようで、すぐにオイルが滲むらしい…
で、実際はどうかというと、写真をみてもちょっと分かりづらいですが、今回入手したGTS1000Aもしっかり滲みまくっています。これも部品とりよせてそのうち交換です。
ちなみに当初入っていたオイルはとんでもなく汚れており、というか臭い的には完全に腐っていたんですが…いの一番に交換しました。前のオイルを完全に抜いて、少し柔らかめの結構高級な部分合成油…鉱物油かな？に、フラッシングを混ぜて、しばしアイドリング。で、オイルを抜くと出るわ出るわ。スラッジか何かわかりませんが、新油の筈がえらく汚れて排出されてきました。
で、おそらくメーター通りの走行距離では無いであろうエンジンに、今度はエレメントもしっかり交換して、mobilの硬めのオイルを入れて、終了。とりあえず当初よりもかなり調子はよくなりました。　オイルの使用量はエレメント交換も行ったので３リッター。通常は２．５リッターらしいです。

GTS1000A メンテ タイヤ編その４

ちなみに後輪は前輪と違って、なんの変哲も無い、ふつうのホイールです。ただし、ブレーキ周りにはＡＢＳ用のセンサーがついていたりします。ホイールの形状は…前輪のホイール形状もそうですが、昔風というか…
ちなみに購入当初についていた後ろタイヤはパンク修理痕が３，４個…ありました。5000キロしか走ってないのに、なんでそんなにパンクするかなぁ。いたずらでもされたんでしょうか…。

GTS1000A メンテ タイヤ編その３

ちなみに後輪を外すとこうなります。ふつうのバイクと何らかわりませんな。リヤフェンダーがやたらとデカイです。このあたりに古くささを感じます。

GTS1000A メンテ タイヤ編その２

写真の通り、前輪は車のタイヤバランサーが利用可能です。後輪はどうせバランス取ってもすぐにズレるので前輪のバランスがとれれば問題なし。ちなみに入手時についていたホイールはバランス取りされていませんでした。
プロアームのホイールなら殆ど車用のタイヤバランサーが使えるような気がしますが、どうなんでしょうね。

GTS1000A メンテ タイヤ編

GTS1000Aのタイヤを交換しました。最初に装着されていたタイヤは年相応というか、完全にヒビが入っていて、使用に耐えうる状況ではなかった為です。もちろん車検に通る状態でもありませんでした。サイズは前輪が120/70-17。後輪が180/55-17です。標準のサイズは前130/60-17、後170/60-17なのですが、後輪はまだしも前輪のサイズが中途半端で、殆どの銘柄で存在しない上に、あまり評判が良くないので、ほかのＧＴＳ１０００ユーザーの方がＨＰ上で書いている通り、適当なサイズに変えてみることにしました。
タイヤの銘柄はBT014でツーリングタイヤというには、ちょっと減るのが早いタイヤなのですが、これも周囲の評判で決めてしまいました。前後で3万円弱。予想範囲の値段ですが、痛い出費ではあります。
この作業もガレージSir_kでの作業でして、自分の手は全く汚しておりません。すいません。ホントに。前輪はフロントフェンダーを外さないと脱着不可。後輪はフェンダーもしくはキャリパーを外さなければ脱着不可との事でした。

GTS1000A メンテ クーラント編

本当に走行距離5000キロ未満なのかと疑わしくなるぐらい、おかしな色のクーラント液が出てきました。14年も無交換だとこうなるのでしょうか…ヘドロか錆か分からない物質まで混ざっていて、凄まじい事になっていました。
作業の殆どはSir_k氏にやっていただいたのですが、ひたすら水を満タンにしては２～３分エンジン作動。全部抜いて、また水を満タンにして…の作業を8回ぐらい繰り返して、洗浄しました。最後にクーラント液を補充して終了です。　書くのは簡単ですが、作業自体は非常に面倒くさい。時間もかかりますし。毎度の事ながら有り難いことです。
写真は抜いた直後のクーラント液。黒光りしていて天井が反射して映ってますな…写真では見えませんが底のほうに砂のような錆みたいな物が漂っています。