t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

がんばって、本を片づけるわ!

2006-07-16 14:25:45 | レコメン・スクェア
蔵書でてんこもりの部屋の一角を
片づける契機になりそうな、
そんな書籍であります。

先日行ってきたプライス・コレクションの展覧会会場の
ミュージアムショップで、
本の箱だけ見てきました。
プライス・コレクションの大全です。
ひときわ異彩を放っていたこの本、
残念ながら実物の見本は置いてなかったのですが
(箱だけ。箱だけ。箱ばっかりで中身空洞)
先日、欲しがっていた伊藤若冲大全より
一回りほど大きく、
厚みでは2倍ほどのボリュームです。
これは期待がもてそうです。
価格がハンパない。
若冲大全が2冊買えておつりは出ないかもしれない。
とんでもない価格ですが、
1冊持ってると幸せな気持ちになれそうで…。

幸せのプライス。
7万円プラス消費税。
高いか安いか。
やっぱり高いです…
せめて5万未満では抑えられなかったのかなあ。
美術書で廉価な良書を量産している
タッシェンさんに、
ぜひ1冊刊行をお願いしたいところです。
ダ・ヴィンチ作品集に匹敵する
とてつもない本になること疑いないですし、
プライス・コレクションの単価の3分の1ぐらいで
価格は抑えてくれそうな気がするんです。
出来が良いのが想像できる本の価格に
いちゃもんつけるのは良くありませんが、
やっぱりこの御値段は…
愛好者の足元を見ているようでちょっと嫌ですね。
本がしっかりしてるなら、映像の特典はいりませんから。
つうか、DVDの規格がどの程度生き残れるか疑問なのに、
この映像をDVDに焼き付けて書籍代に含める必要はあるんでしょうか。
期間限定でおまけにつけるか、希望者のみに配布するかで
事は足りるのではないか、と。
また、会場配布のパンフの葉書で購入した人への特典が
あまりにもしょぼすぎる。
会場で買えるクリアファイル3枚がついてきて送料無料。
…購買意欲をそそられますか????
クリアファイルって1枚350円ですよ。
おまけがその程度でいいの?
販売戦略を明らかに間違えている1冊のように思えますねえ。

ザ・プライス・コレクション

小学館

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4 コメント

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おおっ! (erima)
2006-07-18 15:04:15
装丁だけで「欲しいっ」と思わせる本。



例外なく

「高け~!」

と、二言目には言う事になります。

しかしこのお値段は.....

「げっ!」

のひと言しか出ませんでしたよ~。

ゴンザと二人で同時に

「げっ!」 (笑)



DVDは私も別売りでいいんじゃないかと

思いますがね~。



あ、いや。

展覧会を見に行ってから言及すべきでしたな。

これまた失敬。

(行きたいけど...混んでるんだろうな)
返信する
ときどき。。。符合する (sobachkoi)
2006-07-18 16:27:21
若冲の本、(目録?) 我が家にあります。

京都国立博物館において 2000年に開催された特別展覧会のときのものです。。。



t-catさんのところで繰り広げられるお話の ところどころ、 

あら、 しいちゃんはsobachkoiと同じなんだ、とか

これは我が家にもあるじゃない、 とか

発見することがあって 本当 驚きます。



それにしても 昨日のしいちゃんの後姿、初めての夏に ミクロの虫を監視しているのかな?
返信する
でしょー。 (t-cat)
2006-07-18 22:26:24
erima様



やっぱり?

「げ」

ですよねー。

私も思いましたもん。

でも、箱だけでも綺麗だった。

もしかしたら、時期をずらすと、

実物本の見本が並んでいるかもしれません!



これだけでも充分高い、若冲大全の実物にも

触れられますので、

ぜひ、ご覧になられることをオススメしたいです!

実は、あまりに感動の度合いが大きくて、

blogに観覧レビューが書けない私です。

久々に魂を揺さぶられる展示会でした。



グッズもひと味違うものばかり並んでいましたし

(若冲まんじゅう、若冲ルービックキューブ…

どっちもエキセントリックすぎて怖かったです…。

でも、おまんじゅう。食べたかったなあ)

展示内容と会場の間の取り方も秀逸。

ガラス越しでない、生の状態で閲覧できる

絵画のコーナーでは、照明の当たり加減で

印象ががらりと変わる様も再現できる。

何より、プライス氏が投機目的ではなく、

好きで、愛でたくて揃えたと解る作品群は

好もしいものでした。



カタログ(これまた良い出来でした!)を見た限りでは

「こんなのあったっけ??」という絵画が散見されました。

もしかしたら、会期中、絵の入れ替えがあるのかも…。

ぜひ、あと1回は見に行きたいと思います。



で、会場へ行かれる際は、少し遠回りになるかもしれませんが、

ぜひ、鶯谷から下りて、お寺の付近をたらたら歩いてください。

にゃんこがたくさーーんいるんです!!

駅前のおそばやさんの入り口には、

人待ち顔のにゃんこもいましたよ。                     
返信する
大変評価の高い展覧会と聞いています (t-cat)
2006-07-18 22:33:03
sobachkoi様



私が若冲の作品を知るきっかけになったのは、

多分、2000年頃の展覧会にあわせて、

NHKの日曜美術館で取り上げられたからだと

記憶しているのですが、

大変素晴らしい展覧会だったと聞いています。

特に図録の評価は今でも高いようで、

この図録を元に、再編集した本が若冲大全なのだそうです。



今まで書籍でしか見たことのない若冲の絵は、

評価に違わぬ素晴らしいものでした。

異端とかエキセントリックとか散々な言われ方をしてますが、

良いものは良い、でいいじゃないか、と思うのですよね。



今回のプライス・コレクションは秋に京都でご覧頂けるそうです。

日本の秋に合いそうな花鳥画もたくさんありました、

銀箔上に描かれた屏風絵はとても繊細で奥ゆかしい。

sobachkoi様も機会がありましたら、ぜひ。

返信する

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