これから少しずつ 思い出したりするんでしょうか

去年の今頃、何をしていたかとか、
もっと言うと、
8月から10月まで
どんなことをしていたかとか
思い出せない……ふりをしています。

昨年10月に父を見送り、
直接の死因になった食道癌が発覚した頃のことを
極力意識したくないのだと思います。

あまりにも極悪なことしましたから。私。

でも、昨年の今頃は
通常の定期検診で病院に付き添えたのですが……

暑かったなあ、とか、
病院で世話をしているというカルガモの雛見て、
あと1年ぐらいは見れるのかな、とか、
その頃には緩和ケアに入ってるんだろうなあ、と
ぼやーーんと思っていたあの頃は
今年の今頃を想像できていませんでした。

私がまったく覚悟できていなかったのだから、
本人が一番想定外だったと思います。

2年前、癌が発覚し、1年放置、
その後翌年に私も発病を知らされて。

進行性の難治性である小細胞癌で、
手術はできないと言われてましたから……
治療に入る前に緩和ケア病棟の予約を前提に
すべてが始まりました。

ここが終の棲家か、と思いながら
病棟を見学したのが一昨年前。


人生一寸先は闇。
言い換えれば、何があるかわからないのなら
闇にするのか、光に替えるのかは
その人次第なのかもしれません。

ただ、なんとなく、「しんどかった」ことから
目をそらしたい私は
まだ光はつかめてないんじゃないかなあ。

けど、哀しいふりするのも……偽善っぽくって
しちゃいけないでしょうし。

などと。
うだうだうだ。

せっかくの日曜、
あまり明るくない話題でごめんなさい。

明日からは気分切り替えて
普段の生活に戻りたいです。