北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

[このような生徒さんがいるからこそ・・・]

2010年02月13日 | [ 北海道・大阪・奈良60教室の風景 ]

「第5運動 吸気しながらのからだの引き上げ運動 抗重力筋が増強されます」

Kさんとは長いお付き合いです。
一年間通してほとんど欠席なしの生徒さんです。
「継続は力なり」を身をもって体操実践され、
地域の活動にも貢献されているご婦人です。



彼女が時にする言葉は、どんな格言より真実味があります。
「ここまで来たら、夫婦は同志みたいなものですよ。」
「更年期障害なんて、あったのかなかったのかわからないぐらい
 私たちは働いてきました。」
「食べるものがなかった時代を過ごした私たちは、おかげさまで元気です。」


「第3運動 逆台姿勢による背腹筋の増強運動 (Kさんは最初からできていたのではありません)」

日本の戦前・戦中・戦後を生きぬいてこられたKさんの年代には、
「生きるたくましさ」が備わっています。
そして、「物質的豊かさ」だけが人間を幸せにしてこなかった事実を肌で感じながら、
日々の生活の充実を願って過ごされています。



Kさんの大切な一日一日の生活の質を充実させるために、
週一度の体操実践を誰よりも大切にしてくださっているのです。


「第5運動 複式呼吸運動 脊柱を伸ばす運動(Kさんは80歳を少し過ぎています)」

「先生たち、もっと早くに北海道に移住してくればよかったのに。」とKさんからの
私たちへのうれしい応援の言葉です。


Kさんたちのような生徒さんがいるからこそ、頑張ろうと思えるのです。
指導者冥利に尽きます。