あけましておめでとうございます。
年末から年明けと、低気圧の通過や強い冬型と、目まぐるしく天気が変化してますね。正月気分もまだ抜けきらぬ7日から8日にかけて、八ヶ岳の大同心稜に行ってきました。
おりしも強い冬型の気圧配置の中での入山でした。天気は最高で稜線もきれいに見えているのに風はかなり強そう。
木々には氷が張り付き、日の光にあたるととてもきれいでした。こんな光景を見るとやっぱり冬山って良いなって思えますね。
8日の朝は鉱泉の前で-10℃。かなり冷え込んだ中6時30分に出発。
大同心沢からもトレースがあったので、割と枠にアプローチ。しかしこのところの湿った降雪のせいで細めの木々は大きく垂れ下がり、中には折れているものもあり、道を塞いでいてくぐるのに一苦労。
森林限界を出る手前からアンザイレン。
今日も天気は最高。ここまでは風もあまり強くなく、大同心稜を抜けてからの縦走も心配はなさそう。
大同心を右から回り込み、いよいよ核心部へ突入。硬くウィンドパックされた雪壁をアイゼンを効かせて登っていきます。
5mほどのルンゼをスタカットで超え、核心部を突破。
しかしここから風が勢いを増し、顔をたたく風がきつくなってきました。
このところの強風で稜線直下は雪も少なく、薄くハイマツの上にパックされた雪はバリバリと踏み抜き、歩きにくいことこの上ない。
そして稜線に出ると体を吹き飛ばされそうなほどの爆風にさらされ、その場に立っているのもやっと!これでは横岳通過は無理なので、今回はあきらめ、ここから下山開始…。
下はこんなにも穏やかなのに…。何度も稜線を振り返りながら、未練たらたらで下山して来ました。
でもこれが大自然の姿。こんな時もあるさ!山のご機嫌が良い時にまた頑張りましょう!!