昨日は山岳ガイド資格を目指す2人のガイドたちと、技術研修ということで阿弥陀岳の北稜へ行ってきました。
美濃戸を朝5時30分に出発。結構冷え込んだ中、南沢を経由して行者小屋へ。7時30分の時点で行者小屋の前は-14度でした。寒いわけだ。
文三郎へ向かう道と分かれ、阿弥陀の一般ルートへ。最初トレースがわからず膝下までの軽いラッセルでしたが、じきにトレース発見。先人の跡というものはありがたいものですね!
ジャンクションピーク手前でロープをつけ、ここから本格的にガイド研修開始。今回は見本を見せる??という意味で、私が終始ガイド役。2人にはクライアント目線で、ガイドのやり方を見てもらいました。
第一岩峰からはスタカットで登攀。軽く雪のついた岩壁部分は快適でした。
つつくナイフリッジも雪庇の発達はそれほどでもなく、難なく通過。
10時阿弥陀山頂に登頂。小雪の舞う幻想的な光景でした。
あとはすっかりトレースの消えた一般ルートを中岳沢のコルへ。膝まで潜る感じの雪でしたが、雪崩れるほどではなくサクサクと下山。
コルで雪質を確認し、OKと判断したので大胆に中岳沢を下降。地形をうまく利用し、雪崩に合わないよう慎重に下降。
一時すっかり高曇りになった天気も行者小屋にたどり着くと、青空が見えるほどに!
後はひたすら小走りに美濃戸までの道をサクサクと下山してきました。