シャモニより帰国後、初のガイドは西穂でした。
11日は霧雨の中の入山。明日の予報は確約されていたのですが、なんとこの日の夕方から標高の高いところから雲が切れ始め、夕暮れ時にはご覧の雲海の中に沈む夕日。とてもきれいでした。
翌12日は朝から快晴。5:30に西穂山荘を出発。歩き出してすぐ、稜線は雪がなくなりご覧のような感じに…。
アイゼンを付けのガレ場は歩きにくいことと言ったら!しかし時折現れる凍結した個所にアイゼンを外すこともできず、このまま我慢してのアプローチ。
独標まではアイゼンが無くても・・・と言った感じでした。
さてここからは、ちょろちょろと残雪の残る夏道沿いに西穂までの稜線をたどります。
天気は風も無く最高の天気なのですが、いかんせん雪が少ない!!わずかに残る残雪に覆われた岩稜帯はさらに歩きにくく、ロープを付けて慎重に通過。
8時30分過ぎには西穂山頂に無事登頂。
山頂からの眺めは最高。さすがにここから先は雪の量も増えているようでした。そして穂高の稜線の先には槍も!
残雪期の西穂というよりは、なんか初夏を思わせるような感じの登山でした。