杉ちゃんのWEB日記

国際山岳ガイド 杉坂 勉のブログ

やりきれない思い

2017-10-29 23:57:10 | ブログ
野球のビデオ判定に異議あり。

前提として、私は横浜ファンであり、サッカーファンです。
確かにイギリス的スポーツとアメリカ的スポーツでは、その勝敗に対する考え方が大きく違います。
イギリス発祥の代表的スポーツとしては、サッカーやラグビー。これに対しアメリカ的スポーツは、野球、バスケ、アメリカンフットボール。
これらの大きな違いは、勝敗に対する考え方。
イギリス発祥のスポーツは、その根幹にあるのはジェントルマンシップ。勝敗よりもプレーヤーのジェントルマンシップが重んじられます。
よって主審の判定は絶対。一度下された判定は覆る事は皆無。これが誤審だとしても判定に異議を唱えれば、最悪退場。それが最良の判断ではないかもしれませんが、主審、野球で言えばアンパイヤーの判定は絶対なのです。
ではサッカーにおいて誤審が無かったのかと言えばそんな事はなく、世界最大の大会であるW杯においても幾度も誤審は有りました。因縁を感じるのは66年のイングランド大会。決勝で対戦したのは地元開催のイングランドと西ドイツ。結果は4対2で地元イングランドが優勝。しかしこの時勝敗を左右する判定が起きました。イングランドの選手が放ったシュートがクロスバーを叩きゴールライの真上に。これはサッカーのルール上はノーゴールですが、判定はオンゴール。結果勢いに乗ったイングランドが圧勝し優勝。しかしそれから44年後の2010年南アフリカ大会。決勝トーナメントで再び対戦したイングランドとドイツ。2対1ドイツリードで迎えた前半38分。イングランドのランバートが放ったシュートは、クロスバーを叩いてゴールライン完璧に割った。しかし主審の判定はノーゴール。それまで好ゲームを演じていたのこ試合は、結果ドイツの圧勝に終わった。
この他86年のメキシコ大会では、あのマラドーナの神の手ゴールで勢いに乗ったアルゼンチンが、優勝しています。
これらが全て肯定されるべき事では無いのは確かですが、判定が覆る事は無く人間が全力でプレーし、それに対して人間が人間の目で判定しサッカーW杯の歴史は紡がれて来ました。それでも誤審を防ぐために近年ではゴールラインをボールが割ったのか否かをテクノロジーで解析し、判定するシステムが導入されましたが、あくまでも最終判断は主審の判定です。さらにこの判定には、ボールがゴールラインを割ったか否かの映像が、テレビ画面に流れる仕組みになっています。これはバレーボールやテニスでも同様。
しかし、今日の日本シリーズでの7回裏の判定はどうか?ホームでのクロスプレーに対し、アンパイヤーの判定はアウト。これに抗議したソフトバンク工藤監督がビデオ判定を要求。ここまではまだ分かります。しかし結果判定は覆りセーフ。結果ソフトバンクは辛くもこの試合をモノにし、2勝目をあげました。
この7回裏のビデオ判定にはかなりの時間が費やされ、さらに決め手となる証拠の映像も流れる事は無く…。結局ビデオで見ても良く分からなかったって事でしょ⁉️だったら最初のアンパイヤーの判定は何だったのか?一番近くで見てた肉眼なのに‼️さらには当の今宮でさえ、ビデオ判定に首を傾げてたって‼️野球においてはもはや主審の威厳は無いのか⁉️だったら初めっから審判はロボットがやれよ‼️野球にはジェントルマンシップはもはや必要無いと言う事か‼️‼️
世紀の大誤審に助けられた今宮。死ぬまで、墓場に入るまで、戸柱にタッチされた感触を忘れるな‼️
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