僕の名はむぎ。自慢はフサフサの毛並みと、女子がイチコロ(死語)のルックス。
弱点は、病院嫌いなトコ。あとはちっちゃい頃の怪我のせいで、ジャンプは苦手。
でも、なんでも美味しく食べられて、好き嫌い無し
嫌いな病院の健康診断でも「問題無し」のお墨付き貰ったんだ!
そんな僕は、夏の終わりのある日、えらい出来事に遭った。
悪の組織の手先=母ちゃん (?_?)
その手にはビービー音する刃物を持ってて・・・
悪の手先が「バリカンでスッキリして良かったね~」とか言っちゃってさ
自慢のフサフサが無くなって、風が肌にダイレクトに感じられる。変なカンジ。
やっとその感覚に慣れた頃かな
スースーするのと引き換えに、僕はなんと!!・・・
「いつもより毛が邪魔じゃなくて、動きやすいのねぇ」とか言う声聞こえてたな。
身軽で素早くなった僕は、体の中から力がみなぎってきて
自然と気持ちも強くなったんだ。
ちびやコタに、やられてばっかりだったけど
ここぞとばかりにパンチしたり、追いかけ回したりした。
そうやって激しく動き回っていたせいもあってか
「いつにも増して、むーさんったらクレクレ攻撃すごいな」って、悪の手先が困ってた。
そんな僕の姿を見て、悪の組織の手下となった母ちゃんは言ったんだ
「ゴイゴイスーっぽい」
力みなぎるスーパーヒーロー、名付けてグイグイムー、爆誕✨
「グイグイムーはゴイゴイスーだもんねー」
とか笑いながら、僕に言うの。なんで??
むぎ、短毛になった途端、まるで別猫のように活発&積極的
変身した気分なのかなーと思って、ついこんな話を(^▽^;)
このスーパーヒーローは、ウルトラマンみたいに時間制限アリ。
毛が生え揃ったら、普通のむぎへと元通り。・・・のはず゛。