台風の影響で時間を繰り上げ、アジア野球選手権大会は今日決勝戦が行われ、
日本高校選抜がAグループ1位の韓国に6-1で勝利 3年ぶり4度目の優勝を果たしました。
日本選抜のみなさん!優勝おめでとうございます
今夏、甲子園を沸かせたチームの選手たちや、プロ注目の選手たちの集結・・・日本選抜。
日本の球児たち強かったですね
今日の決勝では、三高 吉永投手が13奪三振 1安打完投し、打撃では予選リーグから好調の東海大甲府の高橋選手が
先制2ランを放ち3安打4打点と際立つ打撃力だったようです。
異国の球児たちと戦う選手権は、日本の高校野球とはだいぶん違った展開だったようですが、
ライバルだった他校の選手たちとJAPANのユニホームを纏い、横浜高校の渡辺監督さんの指揮の下、
優勝も嬉しい有意義な大会であったのだろうなと思います。
10月に国体を控える選手も多く、アジア選手権が終了し束の間、ほんの少しでもホットする時間ができれば良いですね。
~第9回 AAAアジア野球選手権大会 日本選抜対戦結果~
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 2 | 3 | 1 | 2 | 11 | 4 |
23 |
|||
香港 | 0 | 0 | 0 |
0 |
0 | 0 |
0 |
※6回コールド
日本選抜バッテリー 歳内(聖光学院)、松本(英明)、北方(唐津商)、吉永(日大三)
- 道端(智弁和歌山)、佐藤(東海大相模)
(香)レオンC、レオンK、リー-リ-チャン、ウォン
日本は1回に無安打で2点を先制すると、5回には打者16人の猛攻で11得点を奪うなど19安打で23得点。
日本が6回コールド勝ち。
日本は先発の歳内(聖光学院)が3回を無安打無四球5奪三振に抑えた。
6回裏に4番手で登板した吉永(日大三)は1回を3者三振に締めくくった。
日本は4投手のリレーで香港打線を無安打(2四死球)に抑えた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パキスタン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 |
||||
日本 |
16 |
10 | 4 |
4 |
× |
34 |
※5回コールド
日本選抜バッテリー 釜田(金沢)、野田(鹿児島実)、原(東洋大姫路) - 近藤(横浜)、佐藤(東海大相模)
(パ)アブドラ、ハッサン、アサドウッラ、アフタブ-アルスラーン
日本は1回に打者21人を送り16得点。
2回にも10得点。
4番に座る横尾(日大三)が左翼席に本塁打を放った。
5番・畔上(日大三)、7番・谷田(慶応)にはランニング本塁打が飛び出した。
先発の釜田(金沢)が2回を1安打6奪三振。
その後も野田(鹿児島実)が1イニング、原(東洋大姫路)が2イニングを無安打に抑える好投だった。
日本が18安打(相手は12失策)で34点を奪い、5回コールド勝ちした。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 0 |
2 |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
3 |
台湾 |
0 |
0 | 1 |
0 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 |
日本選抜バッテリー 歳内(聖光学院)、野田(鹿児島実)、吉永(日大三) - 近藤(横浜)
(台)チーウェイ、チャオウェイ、ヤンチャン-ツウヤン
日本は3回表、3番・高橋(東海大甲府)、5番・畔上(日大三)の適時打で2点を先制。
しかし先制したその裏に1点を返され、その後に先発の歳内(聖光学院)が、4回に1死一、三塁とすると、
野田(鹿児島実)に継投し、連続三振で切り抜けた。
日本は2点リードの9回裏、台湾に1死二、三塁と攻められ
一打同点の場面では吉永(日大三)が継投し、連続三振に仕留め、逃げ切った
日本が台湾に3-1で競り勝ち、予選3戦全勝、B組1位での準決勝進出を決めた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィリピン | 1 | 0 |
0 |
0 | 0 | 0 | 0 |
1 |
||
日本 |
1 |
5 | 6 |
1 |
0 | 0 | × |
13 |
※7回コールド
日本選抜バッテリー 松本(英明)、北方(唐津商)、釜田(金沢) - 道端(智弁和歌山)、近藤(横浜)
(フ)ホリバタ、タラレイ-リマロウ
日本は初回に先頭を四球で歩かせると、2安打で先制を許す。
しかしその裏、横尾の左前適時打で同点とする。
さらに2回は谷田(慶応)の勝ち越しの中前適時打など4安打2四死球に敵失を絡めて5得点を挙げた。
日本は3回、2死満塁から9番北川が3点適時三塁打を放つなど、この回までに計12得点を奪い、試合を決めた。
先発の松本(英明)は初回に失点するも、その後は無失点に抑えた。
4回jからは北方(唐津商)が登板し、2回を1安打3奪三振、6回からは釜田(金沢)が2回を2安打3奪三振で締めくくった。
日本が13-1の7回コールド勝利でフィリピンを破り、決勝進出を決めた。3大会ぶり4回目の優勝を狙う。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 0 |
2 |
2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
6 |
韓国 |
0 |
0 | 0 |
0 |
0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
1 |
日本選抜バッテリー 吉永(日大三) - 近藤(横浜)
(韓)ビョン、ハン、パク・ジョンユン-パク・カラム、キム
日本は3回、2死二塁から3番・高橋(東海大甲府)の右中間への2点本塁打で先制。
4回にも敵失などで2点を加えると、7回には無死満塁から再び高橋が2点適時打を放ち突き放した。
先発の吉永(日大三)は5回まで無安打投球、6回に初安打となる二塁打から捕逸で1点を失ったが、
毎回の13奪三振を奪い1安打1失点で完投。
日本が前回覇者の韓国を破り、2005年の第6回大会以来となる3大会ぶり4回目の優勝を果たした。
高~高校野球-infoより~
日本選抜の選手のみなさん!お疲れさまでした
第9回 AAAアジア野球選手権大会 日本選抜メンバー
監督 渡辺 元智 横浜監督
アドバイザー 山下 智茂 星稜元監督
コーチ 森 士 浦和学院監督
斎藤 智也 聖光学院監督
投手 吉永 健太朗 日大三
原 樹理 東洋大姫路
釜田 佳直 金沢
歳内 宏明 聖光学院
松本 竜也 英明
北方 悠誠 唐津商
野田 昇吾 鹿児島実
捕手 道端 俊輔 智弁和歌山
近藤 健介 横浜
佐藤 大貢 東海大相模
内野手 板崎 直人 作新学院
横尾 俊建 日大三
宮内 和也 習志野
高橋 周平 東海大甲府
谷田 成吾 慶応
外野手 畔上 翔 日大三
北川 倫太郎 明徳義塾
臼田 哲也 東海大相模
毎日新聞記事より
吉永投手 「魔球」シンカー威力発揮
「魔球」のシンカーが面白いように決まった。
左打者の外角へ逃げるように沈む変化球。
右腕・吉永が今夏の甲子園で日本一に駆け上がる武器となった決め球は、日本を「アジア一」にも導いた。
一回、先頭の左打者をシンカーで3球三振に仕留め、快投は始まった。
スタメンに左打者7人を並べた韓国打線は、落差のあるシンカーに空振りを繰り返し、吉永は五回まで無安打投球。
六回に先頭打者に右翼線二塁打を打たれ、2死三塁から捕逸で失点したが、許した安打はその1本だけ。
九回はこの日最速の146キロを出し、3者三振で締めくくった。
今大会はこれまで好救援を見せていたが、大一番で「制球が良く、安定性がある」(渡辺監督)と先発を任された。
吉永は「韓国は左打者が多いのでシンカーを有効に使おうと思った」
2年前に独自習得したもので「投げる瞬間に手首をかぶせ、中指に力を入れて中指と薬指の間から抜く。
普通のシンカーより、一度浮き上がってから鋭く沈む」と明かす。
今大会、日本の投手たちは互いに持ち球の投げ方を教え合っており、吉永もカットボールを覚えたが、
「僕のシンカーは独特でだれも覚えられない」と笑う。