隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

スポーツ No.223 『プロ野球新用語辞典 Vol.1』

2021年09月21日 | スポーツ

隊長が体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第223回は、『プロ野球新用語辞典 Vol.1』をお送りします。


以前にも記事にしましたが、ここ数年、テレビのプロ野球中継を観ていると、聞き慣れない用語をアナウンサーや解説者が使っていることが多くなりました。


そんなプロ野球界の新用語を、一覧にしてみました。(アイウエオ順)

 


エキシビション・マッチ (Exhibition Match)


今年夏のオリンピックによる公式試合中断期間に行われていた非公式試合が、「エキシビション・マッチ」です。でも、これって、あえて「エキシビション・マッチ」と呼ばずに、「練習試合」の名称で良かったのでは。


実際、横浜DeNAベイスターズのホームページの試合日程には、「練習試合」と記載されていましたよ。

 


オープナー  (Opner)


2018年から、日本のプロ野球中継でも聞かれる様になった「オープナー」。隊長は、「オープナー」と聞けば「栓抜き」を思い浮かべてしまいます(苦笑


米国MLB(大リーグ)で、以前から使用されている「オープナー」。“本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法、及びこの 際先発したリリーフ投手を指す” そうです。


もう少し、分かり易い日本語に呼び替えれないでしょうか。

 


サイレント・トリートメント  (Silent Treatment)


2018年5月1日に甲子園球場で行われた、プロ野球 阪神対広島戦の実況放送を観ている時です。マルテ選手が来日初ホームランを打ち、ベンチに戻って来たマルテに、最初は無視していた阪神の選手達が、突然、激しい祝福をしていましたが、アナウンサーは「サイレント・トリートメント」と表現していました。


MLBで、チームメイトを祝福する際の定番の方法の一つとなっていて、大谷翔平選手も、その洗礼を受けてきましたが、日本にも広まりつつあるようです。でも、野球に詳しくない人が聞いたら、何のことかわからないでしょう。何か、相応しい日本語はないでしょうかね。例えば、「ドッキリ祝福」とかは、どうでしょうか。

 


スライディング・ミット (Sliding Mitt)


MLB ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手が着用していたことで、話題になった「スライディング・ミット」。

 

 

 

日本でも、読売ジャイアンツの坂本勇人選手が試合中に右手親指を骨折したのを機に、各チームに急速に導入されました。


「スライディング・ミット」は、その名の通り、塁に出た選手が、手からスライディングした時に怪我を防止する「走塁ガード手袋」のことです。「手袋」なら「グローブ」ですが、鍋掴みの様な形状から「ミット」の方が相応しいのですね。

 

 

 

ファーストピッチセレモニー (Ceremonial First Pitch)


最近、耳にすることが多くなった「ファーストピッチセレモニー」。「始球式」を表す和製英語ですが、始球式の中でもイベント色が強いものを、「ファーストピッチセレモニー」と呼んでいます。でも、「Ceremonial First Pitch」ではなく、和製英語を使っても、結局「始球式」やんか。

 

 

マダックス  (Maddux)

 

阪神タイガースの高橋遥人(はると)投手が、2021年10月2日の中日戦に先発し、わずか97球での完封勝利。これが「マダックス」達成だと話題になりました。


MLBでは、100球未満で達成した完封勝利を「マダックス」と呼んでいるそうです。アトランタ・ブレーブスなどで通算355勝を挙げ、野球殿堂入りしているグレッグ・マダックス(Greg Maddux)投手が語源とのこと。マダックスは、100球未満の完封勝利を、13度記録しています。


でも、日本では「マダックス」と呼ばずに、“100球未満の完封勝利” で良いのではないでしょうか。

 


リクエスト  (Request)


2018年のシーズンから使用された「リクエスト」とは、“監督が審判の判定に異議がある場合、ビデオ映像によるリプレー検証を求めることができる制度” のことです。


2010年のシーズンからプロ野球に導入された「ビデオ判定」を、より緻密化した為に「リクエスト」の名称を使い始めました。当初は、「リクエスト」の名称に違和感を持っていて、「ビデオ判定」のままで良いと思っていましたが、これだけ「リクエスト」が浸透してしまうと、逆に「ビデオ判定」が古臭く感じてしまうから不思議です。

 


リモート・マッチ (Remote Match)


昨シーズン、「無観客試合」の呼称として登場したのが、「リモート・マッチ」です。これは、プロスポーツ界では、「無観客試合」は「懲罰試合」を意味しているので、別称の提案が呼びかけられ「リモート・マッチ」に決まったそうです。


なんだか、芸のない別称ですね。「リモートマッチ」と言っても、リモート・ワークやリモート飲み会、などの様にリモートで行われるのではなく、選手は球場でリアルにプレイするのですから、「リモートマッチ」は相応しくないでしょう。隊長が予想した様に、今年になったら使われなくなりましたね。

 

 

以上紹介したプロ野球界の新用語は、全て英語か和製英語です。しかし、野球に詳しくない人にも分かり易い日本語で、表現する必要があると、隊長は考えます。

 

 

 
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