気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

俳句🖊6~寒暁(冬の朝)

2022年02月22日 | 喜代の俳句

nak180さん/写真AC

寒暁の救急車もう三回目

季語:寒暁(かんげう・かんぎょう)(冬)【冬の朝】の子季語。他に冬暁・冬曙などがある。

※俳句歳時記:冬の朝の寒さはひとしおであり、身が引き締まる思いがする。

清少納言の【枕草子】には、

「冬は、つとめて。雪のふりたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに火など急ぎおこして炭もてわたるも、いとつきづきし」とある。

      

木々や草に少しずつ春の訪れを感じはじめました。

とは言ってもまだ毎日寒い日が続いています。

私の住む所は高齢者の多い地区です。

夜明けの寒い時に救急車が通り過ぎて行くとサイレンの音がよく響きます。

この地に来てもうじき50年になり、まわりに知り合いのお年寄りも多くなり(私もそのお年寄りなっていますが…

なので、それを聞くたびに「今のはどこへ・・・誰?」と思ってしまいます。

朝の短い時間に3度も聞いたことが有りました。

それは偶然ではなく、やはり弱っている人には天候などの影響が大きいのだと思います。

そんな【冬の朝】のことを詠んだ句です。

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