曼珠沙華燃ゆるや歩むその先に
季語:(秋)【曼珠沙華/まんじゅしゃげ】彼岸花・死人花・天蓋花・幽霊花・捨子花・狐花
ヒガンバナ科の多年草で、彼岸ごろ、地下の鱗茎から30~50センチの花茎を伸ばし、赤い炎のような花をいくつも輪状に開く。
花後、細い葉が出て、翌年春に枯れる。地方によってさまざまな呼び名がある。
◇鱗茎は澱粉を多量に含み、有毒だが晒して救荒食物とするため、畑や墓地など人里に近い所に植えられた。※俳句歳時記
おととい(お彼岸の中日)にわが家のお墓参りに行きました。
横浜市営墓地には(お茶屋さん)という仕組みがあり、お墓の清掃はお茶屋さんに年間清掃契約という形でお願いしてあります。
いつもはそこでお花とお水、お線香を調達するのですが、わが家のお茶屋さんは丘の上にあり、この日は天候も怪しかったので墓地の近くまで車で行き、
お茶屋さんに寄らず、お水などをキャリーカーに入れお花とお線香を持って行きました。
墓地までの道を歩いていると、道端に赤と白の彼岸花が咲いていました。
彼岸花とはよく言ったものです。
ほんとうにお彼岸の頃に咲きます。
母の句に彼岸花(曼珠沙華)を詠ったものが有ります。
【曼珠沙華炎えつきさうな日でありし】伊代
俳句を載せた写真は妹家の庭に咲いた彼岸花です。
連れ合いを亡くした年に、植えた覚えのないのに生えてきたので、そのままにしておいたところ、毎年花を咲かせるそうです。
彼岸花は種でなく球根なので、どうして生えたきたかは分かりませんが、
別名の(曼珠沙華)はサンスクリット語(manjyusaka)の音写で、「法華経」などの仏典に由来し天界から降った花の一つだと言われているそうです。※Wikipedia
「天界から降った花」何だかいい響きです。
そんなふうに考えるといいのかもしれません。
今年はおはぎは作りませんでしたが、先日友とふたりで行った旅先(野沢温泉)で買ってきた花豆を煮ました。
土産店の方が丁寧に作り方を教えて下さったので、ちょっと時間はかかったけれど美味しくできました。
孫に味見をしてもらったら「美味しい!😋」って言っていたので、成功だったかもしれません!
明日はもう、今年の秋彼岸は明けます。
今度のお彼岸も実家のお墓参りには行けませんでしたので、また弟にお供え物を送りました。
もうそろそろ父母のお墓参りに行きたい心境になってきています。