【うら寂し廃屋に群れし花あけび】
【通草の花/あけびのはな】晩春の季語
傍題:木通(あけび)の花・花通草(はなあけび)・山女(あけび)の花・山姫(やまひめ)の花
※花と植物の俳句歳時記
木通科蔓性落葉低木。花期=四月~五月
「通草」の花言葉は「才能」「唯一の恋」。
「才能」の由来は、実は食べることができ、木は薬になり、つるは工芸品になるという、
どの部分も無駄にならずに活用できる「通草」の特徴からついたとされています。
一方「唯一の恋」は、春に花を付ける際、一般的な植物は雄花と雌花が一緒に咲きますが、「通草」は雌花と雄花が離れて咲くことが由来といわれています。
(雌雄異花のため、実をならせるためには受粉作業が必要)
🔶秋になる美しい紫色の果実によってなじみ深い木だが、春に咲く紫色の花も味わい深い。
「通草の実・木通」は秋の季語
あけびは名前に何通りも当て字(?)のある不思議な木です。
【木通】と書いてあけび、【通草】と書いてあけび(つうそうと読むこともある)【山女】と書いてあけび・・・そして別名【山姫(やまひめ)】の花・・・
先日、雨をともなった強風でわが家の東隣の廃屋(2階建て)から葉や木くずが沢山落ちたため(西隣はなんとか片付いたけれど東隣はまだ廃屋のままなので…)
庭掃除しながら2階部分を見上げると、何気に綺麗な花が垂れ下がっているのに気がつき、
iPhoneのズームを目いっぱいにして写し、Googleレンズで検索すると【アケビ】との答がありました。
今まであまり気付かなかったのは、蔦に隠れてい見えなかったあけびが、今年は気候の変化で先に芽吹き、花をつけたのかもしれません。
蔦はまだ芽吹いたばかりです。
それにしても、人が住まなくなった家をあっという間に覆い尽くす蔦科植物は脅威です。