※beauty-boxさん/写真AC
【俳句ポスト365】は、愛媛県松山市が運営する俳句投稿サイトで、誰でも無料で投句できます。
毎月1回の兼題について俳句を募集し、発表しています。
選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。
12月の兼題は季語【氷柱(つらら)】晩冬/地理
傍題:垂氷・立氷・銀竹・氷条・氷箸・氷笋・氷筋
※俳句歳時記
水の滴りが凍って棒状に垂れ下がったもの。
軒端や木の枝、崖などに見られる。
大小さまざまで、北国では屋根から地上の届くような太く長い氷柱もできる。
垂氷(たるひ)は氷柱の古称。
🔶『源氏物語』には、「日さし出でて、軒の垂氷(たるひ)の光り合ひたるに」とある。
例句:【みちのくの町はいぶせき氷柱かな/山口青邨】
妹の句:【団らんの家が育む大つらら】初級者部門入選
※beauty-boxさん/写真AC
私の句:【軒つらら旅に出て見むと夫(つま)が言ふ】初級者部門入選見出し
※俳句では「夫」も「つま」と読む。
私がつららを見たのは実家の軒下で、ということは少なくとも何十年も前!・・・なので夫にも聞いてみました。
夫曰く「子供のころは見たけれど、そういえばその後はさっぱり見ないな。今つららを見るならば旅に出なければ!」との答えでした。
この辺では、もう氷柱(つらら)を見るような冬は来ないのでしょうか?
雪が降るのは年に何回かあるかないかで、それもしっかり降ることは少ない。
つららは①雪とそれを溶かす②太陽とが必要で、溶けたもの(水)をすぐにまた凍らせて③氷にする必要があります。
なので雪が降って溶けても、その後すぐに低気温にならないこの地方では、多分③ができないのでしょう。
つまり旅に出なければ見られないというわけです。
私の実家に比較的近い奥秩父に冬の名勝とされている「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」というのがあるらしいので、機会があったら行って見たいと思いました。
1月中旬から2月中旬まで見られるそうです。
「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」※bacchaさん/写真AC
でも寒そうです。
次回の兼題は【雲雀(ひばり)】三春/動物
傍題:揚雲雀 落雲雀 初雲雀 ひめひな鳥 告天子 叫天子
締め切り2月19日/発表3月24日
もう春の季語です。
今朝庭へ出たら、木瓜に花芽がついているのを発見し、嬉しくなった私です。
でも明後日あたりに雪が降りそうです。
雪国の方には笑われそうですが、それがたとえ何センチでも降ったら降ったで…大慌てのこの辺なのです。