散歩の途中に見つけた梅の花
2月にはいり、立春も過ぎたけれどまだまだ寒いです。
でも、雪の多い地方から比べたら、この南関東などは寒いのうちに入らないかもしれませんが・・・。
散歩の途中、あるお宅に梅の花が咲いていました。
梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪(はっとりらんせつ)
松尾芭蕉のお弟子さんが詠んだ句です。
梅が一輪咲いている それを見ると 一輪ほどのかすかな暖かさが感じられる
※意味・・俳句の教科書より
(梅)の季語は春です。でもこの句には前書があってこの梅は(寒梅)とみて季語は(冬)となるようです。
前書が無ければ、一輪一輪と続けて読むこともあり、
梅の花が一輪一輪咲くごとに 少しずつ暖かくなっている との解釈になり春の句になってしまうそうです。
母さんは知っていましたか?。多分知っていたでしょうね。
俳句って文字数が限られていて、そこに季語があって、何だか難しいですね。
でも前にも書いたかもしれませんが、だから含みがあって面白いのでしょうね。
(書く)というより(創る)という感じで・・・。
母さんが生前、家の墓地に建てた句碑を母さんの新盆のとき解読しようとしたのをきっかけに、
母さんが詠んだ俳句を私なりに解釈し、ブログに載せはじめ一年半ほど経ちました。
今振り返ると、そのなかにはいろいろと解釈違い(間違い)があったかもしれませんね。
浄心や墓石奉ずる盂蘭盆会(左)菩提寺の墓地愁傷来り竜天に(右)
この句碑のくずし字の解読にも苦心しました。
そんな母さんの俳句もだんだん少なくなり、ブログネタが尽きてきました。
(ブログネタにしていたのかい・・・👈母さんの声の想像!!)
だったら、その後は勉強して自分で詠んでみるかと・・・
退職したらサークルとか教室とかに通ってみたいと思っていました。
でもコロナ感染が思いのほか未だ収まらず、相変わらずの自粛生活のため、
初めの一歩が踏みだせずに、このままでは、私お得意の(まっ!いいか!)になってしまいそうです。
そこで、じゃじゃーん!・・・今月から通信教育を始めました。
【NHK学園のネット俳句講座】です。
もう時間があるのだから、頑張ろうでなく、ゆっくりとやってみようと思います。
そして、コロナが去ったら、(吟行)とやらに行ってみようと思っています。
出来れば自然の残っている場所へ旅行などをして!
(えっ、もしかして、旅行がしたいだけ?👈母さんの声の想像!!)
今、相変わらずリモートじじの お茶当番になっている私は、
この間、お気に入りのコーヒーカップを割ってしまいました。
もちろん故意では無いので、怒りはしなかったのだけれど、
「よし旅行へ行くぞ!」と矛先は思わぬ方向へと、
瀬戸、伊賀、美濃、九谷、唐津、有田、益子…等々・・・焼き物の産地をネット検索し始めました。
「そんな大袈裟な…てっ言うか…まだコロナ自粛中だよ!」と言うと、「いつか行ける!いいのだ。」って。
ということで今度の旅行はコーヒーカップを求めてだそうです。
私だって行きたいところはいろいろとあるのに…アニメの聖地巡礼とか・・・。
まあこんな風に!ちょっとちぐはぐだけれど、
コロナで毎日一緒に居るしかない日常を、なんとか仲良くやっています。
母さん。
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