わかれ道 / 伊勢正三
あぁ
君の長い髪と
胸のふくらみを
愛して時は流れた
つい昨日までは
もう
もどれない
道二つ別れて
歩き始めて
別れたことに気づいた
あぁ
ぼくの心の中に
寂しい椅子がある
そう
昔君もそこに
すわっていたんだね
あぁ
君といた頃は
誰にも
愛は一度
めぐると知っていたのに
あぁ
六本木の街に
降る雨が
街ゆく人達の肩を
濡らして
も少し早くほんとの愛を
知ってたらと
誰もが後悔しながら
歩いてる
あぁ
君がいた頃は
酒にも飲まれることは
なかったことに気づいた
作詞 作曲 / 伊勢正三
1978
* YouTube わかれ道 *
■ 昭和譜心 ■
違う道を
歩み出したふたり
“別れ” という切ない言葉が
心に刻まれたあとに、なぜか戸惑いが
雪崩のように押し寄せていた
でも引き返すことは
なかった
第五大成丸