さて、
「日本(世の中)」 はどこへ向かうのでしょうか ・・・ ?
欧米から
世界へ広がりをみせている金融危機、やはり、発端は 「イラク戦争」 にあったの
かもしれません。世界第二位の埋蔵量を誇ったイラクからの原油供給がストップ
したことで、OPECのカルテルが復活し、原油価格の高騰を招きました。産油国が
資金運用を金融から商品まで広げたことで、資金運用が米ドルで進み、資金その
ものも米国に流れ(過剰流動資金が不動産市場にも流入したことで)、いわゆる
「サブプライムローン」 に代表される 「バブル経済」 が構築されました。日本でも
過去、大きく膨らんだバブルがはじけ、国外にも少なからず影響を及ぼしたと思い
ますが、米国の影響は多大でその比ではありません。米国経済が良いも悪いも
世界に大きな影響を及ぼすということです。
俄かに
世界中がこのように騒がしくなってきましたが、まだまだ日本では “自分事” という
認識がない方が多いのではないでしょうか。特に、仕事や家庭にハッキリと影響が
でなければ、やはり、“他人事” でしかありません。振り返れば、私自身も今までは
多分にそうでした。( 過去形です。今はヒシヒシと ・・・ )
さすがに、
この時期にこの年齢で、無職の状態になっているのは厳しいものがあります。
よく言われる、“ちょっとずつボディーブローが効いてくる” のが実感できます。
何とか切り返しをしようにも、若い頃のように簡単ではありません。まあ、見方を
変えれば、焦っても何も生まれないのでシッカリ状況を見極めてから進路決定を
と考えています。
一つに、
私が今後も関わっていくであろう業界(外食産業)は、特に、景気の影響をモロに
受ける業界です。その情勢の推移が顕著に売上や利益に反映されるがゆえに、
事前に事前に 「まさかの時の対策」 を講じておかなければならないのですが、
いかんせん、層々自分たちの思うようにはいきません。また、全てに余裕を持って
対策を講じるなど、到底、無理な業界とも言えます。何せ、資源に余裕を持たさず、
いかに効率よく稼げるか、と考える経営者も少なくない業界ですから ・・・ 。
そしてもう一つ、
大きな流れがあるとすれば、食材や食品の 「流通」 が大きく変化してきた、または
変化しようとしているという点です。より一層、大手企業や資金力のある会社組織
しか残れないような流れになっています。卸しを必要としない直接買い付けやPB
ブランドの積極採用、投資などなど ・・・ ということは、中小や個人経営のお店は
どんどん苦しくなっていく可能性があるということです。まあ、人によっては、“その
苦しい時こそチャンス!” といった表現をし、セミナーなどで鼓舞する業界関係者
やコンサルタントが大勢いることも現実ですが、やはり、他人事でしかありません。
なぜなら、
好況や不況といった情勢をチャンスとして活かしているのは、現場(お店)ではなく
セミナーなどを開催する業界関係者やその取り巻き(コンサル)なのですから ・・・ 。
“藁にも縋る” 状態の方々を相手に、大きなビジネスチャンスをつかんでいるかも
しれませんが、今一番、社会で問題視されているのは、「モラル」 だということを
忘れてはなりません。ビジネスのプロになる前に、多くの関係者には、飲食業界の
プロとしてのモラルを再確認(習得)して行動してほしいと切望いたします。
さて、
「飲食業界」 はどこへ向かうのでしょうか ・・・ ?
「二升五合」
[英] Business prosperity
[仏] Prospérité de l'affaire
[伊] Prosperità di affari
[独] Geschäftswohlstand
[西] Prosperidad comercial
[葡] Prosperidade empresarial
[韓] 장사 번성
[中] 繁荣昌盛的买卖
“商売繁盛”
たぶん、国によって
ニュアンスが違ゃうやろぉなぁ~
まぁ、違ってて当たり前やとも思う
商いにこそ、“柄(なり)” が
出るんちゃうかなぁ ・・・
国柄、地域柄、人柄。
国なり、地域なり、人なり。
品を売るだけでは繁盛せーへん
ほんまもんの商いを目指すべきや
大阪の商売人なりに ・・・ 。
第五大成丸