「ストレスに効くヤツ」
朝、
ドリップが始まると豆の良い香りが流離います。珈琲が落ち着いた頃を見計らって
大きなコーヒーカップに、これでもかというほど注ぎます。再び、周囲に豆の香り
が立ち込めます。苦み走った豆の香りをカラダに注ぎ入れ豪快に飲み干します。
しかし、(私以外の)家族にはその香りを楽しむ余裕も、豪快に飲み干す時間も
ありません。慌ただしく日常的な日本の朝の光景がそこにあるだけです。
昼、
家にひとり居ると、何とも言えないプレッシャーを感じます。最近、ストレスで
また心身ともに体調が崩れかかっています。そんな時には、コーヒーメーカーに
残しておいた朝の珈琲を飲みます。もはや、香りも味も飛んで冷めきった珈琲を
マグカップの半分あたりまで注ぎ、同量の牛乳を加え電子レンジで温めます。
新たに珈琲を点てる面倒もあるのですが、このいつもと違う味わいが痛んだ心に
効くのです(ストレス解消?)。
そんな時、
使うカップは上品なカップでも大きなカップでもなく、この小さめのマグカップです。
このマグカップがいいのです。仕事と真剣に向き合っていた頃を思い出すのです。
“何やってるんですか?” と、関東弁で少し説教をされている気分にもなって ・・・ 。
■ こんたく堵 ■
“己の欲せざる所は
人に施すこと勿れ”
他人に放った言動は
公私問わず、必ず
自分に返ってくるもの
人生の格言だろうか
昔から
そんなことお構いなし
後輩に説教をする
後輩に説教すれば
後日、後輩に説教される
可能性が芽生える
但し、
後輩の成長なくして
それは成されないもの
そう思えば、
何気に嬉しいものである
しかし、もう、
それを喜ぶ余裕など無いが ・・・
“Mind your own business !”
第五大成丸