DESTINY / 松任谷由実
ホコリだらけの車に指で書いた
True love, my true love
本当に愛していたんだと
あなたは気にもとめずに走りだした
True love, my true love
誰かが待ってたから
冷たくされて いつかは
みかえすつもりだった
そこからどんな人にも
心をゆるせず
今日わかった また会う日が
生きがいの 悲しい Destiny
緑のクウペが停まる 雲を映し
Sure love, my true love
昔より遊んでるみたい
みがいた窓をおろして口笛ふく
Sure love, my true love
傷あとも知らないで
冷たくされて いつかは
みかえすつもりだった
そこからどこへ行くにも
着かざってたのに
どうしてなの 今日にかぎって
安いサンダルをはいてた
(今日わかった)空しいこと
むすばれぬ 悲しい Destiny
作詞 作曲 / 松任谷由実
1979
■ 昭和譜心 ■
偶像が
持て囃され
同じファッションを
身に纏って街を闊歩していた
そんな若者たちの風采の裏側では、常に
他人と己を比べながらリードすることで空虚感を埋め
劣等感に苛まれる畏怖から逃避していた
あるいは一時的な陶酔によって
日常生活からエスケープ
いや、運命からの
遁走だった
かも
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第五大成丸