悲しい日々 / 上田正樹
人並みの中にいると 早く帰りたいと思い
冷え切った部屋に戻れば 街が恋しくなる
一人ぼっち部屋にいると 寂しさに狂いだしそうになり
友達と笑いあえば やっぱり一人ぼっちなんだと思い知らされる
みんな寂しさを隠そうと ひきつった笑顔を見せている
笑いあえば笑いあうほど 俺たちは離れていく そんな気がする
コンクリートの空の下 俺の太陽はどこにある
コンクリートの空の下 君の太陽はどこにある
君を愛せもしない俺が 君に愛されたいと思い
愛し合ってもいない俺たちが 体を寄せ合い 夜を過ごすことがある
みんな寂しさを隠そうと ひきつった笑顔を見せている
笑いあえば笑いあうほど 俺たちは離れていく そんな気がする
昨日も風は吹いていた
今日も風は吹いている
明日もきっと風は吹くだろう
でも日に日に冷たくなってゆくんだ
みんな寂しさを隠そうと ひきつった笑顔を見せている
笑いあえば笑いあうほど 俺たちは離れていく そんな気がする
離れていく そんな気がする
離れていく そんな気がする
作詞 作曲 / 金森幸介
1977
■ 昭和譜心 ■
都会に
居れば居るほど
物悲しさが込み上げてくる
大きなビルや人垣が見える部屋ほど
寂しさが助長され一人ぼっちを感じたものだった
若き日、そんな経験をしたオレたちに
街は何を返してくれるだろう?
そんなこと考えながら
繰り返し聴く
この曲
第五大成丸