ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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以前のブログ名:和色ムーブメント

能勢のオーガニックレストラン

2008年08月22日 | 造形憧憬


先日、
能勢町(大阪府豊能郡)で自家有機野菜を美味しく食べさせてくれる
『 しゃらん ど らーは (Sharan de Raaha) 』 というレストランへ行ってきました。





7月の終わり頃、
ふらっと能勢をドライブしている道中、道の駅の中に野菜の直売所があり、
不揃いのトマトや胡瓜、茄子、オクラ、大葉などの野菜が安かった(何でも1袋
100円前後だった)ので買って帰ったのですが、これが “なんでこんな甘いん?”
と思うほど、それぞれの野菜本来の甘味が溢れ、素直に “旨い!” と感動
しました。野菜の新鮮さ以上に気持ちが新鮮になったような気がして ・・・ 。

ということもあり、
何度か能勢近辺を探索していて見つけたレストランの一つなのですが、
帰ってからネットでお店のHPや他ブロガーさんの記事を読んだのですが、
印象としては “少し構えたレストランかなぁ?” でした。先日、昼から時間が
取れましたので、急遽、予約も入れず訪問してみました。

自宅から一般道で約1時間、
ランチタイムに間に合うかどうか ・・・ 到着した時、午後2時を過ぎていました。
隣接の駐車場は満車で、約100m離れた臨時の駐車スペース(畑の畔道?)を
使わせて頂きました。その長閑な雰囲気と空気が心を癒します。

店内に入ると、
客席スペースは思ったほど広くはなく、どちらかといえば、手造り感があり
アットホームで寛げる内装で、“構えた感じのレストラン” ではありませんでした。
ホールで接客をしておられる若い女性(奥様だった)の笑顔とリズムが心地よく、
一層、寛げる雰囲気になっています。

さて、メニューですが、
一般的なランチメニュー(ランチタイムのサービスメニューなど)は無いようで、
カルトメニューからオーダーしました。行く前から、薪をくべて石窯で焼くピッツァ
だけはどうしても食べたかったのですが、実際に行くと、サラダやパスタも気に
なります。ただ、2人だったのでそう何品もオーダーできません。クルマだった
こともありアルコールも ・・・ 。結局、隣のテーブルの料理ポーションを見て、
「ピッツァ」 「パスタ」 「野菜の薪窯焼き」 をそれぞれ一皿ずつオーダーしました。





「ピッツァ・マルガリータ」 という名前だったと思います。
生地は弾力がありモチモチです。焦げ目のところを口に入れると、まるで
お餅を食べているような感じです。写真では判りづらいですが、一般的な
宅配ピザ屋のMサイズ以上はあると思うのですが、脂っけやベタつき感が
全然なく、何枚でも食べられそうな食感と味わいです。“旨かった!” です。

次回は、「ピッツァ・ラーハ」 を ・・・





帰り際にシェフに聞いたところ、パスタは最近メニューに加えたそうです。
まだまだ試行錯誤だということでしたが、このパスタも美味しかったです。
ただ、名前が ・・・ 間違いがあってはいけませんので割愛させて頂きます。
幅10cmもあろうかというタリアテッレにジャガイモと自家製ソーセージを加え、
クリームソースで絡めたパスタだったと思います(自信なし)。タリアテッレの
ボイル加減が特に良かったです。確かにソースも大事ですが、パスタや
具材(じゃがいも)の茹で加減も大きなポイントだと思います。近頃、街場で
よくある “何でもかんでもアルデンテ” なお店はどうなのでしょうかねぇ ・・・ 。

次回は、自家製のベーコンが入ったパスタを ・・・





生の野菜です。
“次の一品の前に食べて、焼いた状態と比べてみてください” と提供して
くださいました。非常にサプライズな印象でした。ここ最近、能勢の野菜を
生で食べていましたので、私たちには感動というより納得な味でしたが、
初めて訪れた方々は感動するでしょうね。そして、その後の “焼き” に ・・・





「季節野菜の薪窯焼き(9品)」 だったと思います。(メモしてくればよかった ・・・)
野菜はオーダーが通ってからカットしているようです。古い野菜やカットして
時間が経った野菜を焼くと早く焦げてしまうそうです。新鮮な状態でそのまま
石窯へ ・・・ これがポイントなのでしょうね。オリーブオイルにバルサミコ酢を
加えたドレッシングとハーブ入りの七味唐辛子が添えられていましたが、
ほとんどの野菜がそのまま食べて美味しいものばかりです。もちろん、焼けば
旨いだろうと予想のつく玉葱や茄子、パプリカは当然ですが、トマトやオクラ、
胡瓜なども焼くことで、素材が持っていた本来の甘味が引き出されていることが
よく解ります。とても美味でした!

次回は、秋野菜・冬野菜を ・・・






「オープンエアキッチン」 で作業をしているオーナーシェフです。
写真の承諾は得ましたが、ブログ掲載までは了解を得ていませんので、
あえて顔が判る写真は使用しませんが、自身の考えや理想をしっかり持った
キリっとした男前です。(ちなみに奥様はチャーミングで可愛らしい女性です)

“基本的に自分のところで作っている野菜しかお客様には提供しない” という
ポリシーでお店をやられているようです。敷地内の見えるところにも野菜や
ハーブを栽培されていました。また、自家製のベーコンやソーセージを仕込む
ためのスモーカーもあり、薪をくべてピッツァや季節野菜を焼き上げる石窯も
手造りだということです。

全ての部分で、“こだわり” という言葉より、“譲れないもの” という気持ちの
ニュアンスを感じるお店でした。また、その環境をお二人で切り盛りされている
若いご主人と奥さんの人柄も少し垣間見えたような気がして、非常に癒された
ランチタイムでした。( お店を出た時には4時を過ぎていました )

ほんとうに、ごちそうさまでした!!
また訪問させて頂きます。






■ 造形憧憬 ■

飲食店の店名を出して評価することは本意ではない
ただ、「二升五合」 や 「楽時々益」 のカテゴリーでなく
“ものづくり” として 「造形憧憬」 で表しておきたいお店
飽食の時代を超えて尚、暴食に向かおうとしている
街場にある 「食」 の基本を見直すために ・・・

第五大成丸



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