ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

20センチの心遣い

2009年07月22日 | 二升五合




「滑稽なお店が増加してますよね」

一概には言えませんが、
流行りのレストランやカフェに行くと、シュッとした体型のカッコいいお兄さんや
お目々パッチリな綺麗なお嬢さんが対応してくれます。まるでモデルクラブの
ようなお店もあります。( 面接してそういうスタッフ集めてるんでしょうかねェ ・・・ )
悪いとは思いませんが、その顔や(カッコいいユニフォームも含めた)スタイルも
接客がレベルをクリアしていなければ、いかにも滑稽(異様)に見えるものです。
最近、そんなお店にちょくちょく遭遇します。( 皆さんはありませんか? )


「とあるお店の風景」

ある日、お店(カフェ)に入ると、
“いらっしゃいませ!” と声はするのですが、誰も迎えてくれません。少し待つと
一人の若くて可愛い女性スタッフが近づいてきて “いらっしゃいませ!” と再び
声を掛けてきます( そのあと、少し沈黙が ・・・ ??? )。業界柄、気を利かせて
こちらから “2人!” と申し出ます。すると、その彼女は愛想良く “どうぞ!” と
空いている席の方向に手を伸ばします。ただ、その方向には5席以上も空席が
あります。また、少し沈黙のあと、再びこちらから “どこでもいいんですか?” と
声を掛けます(正確には “掛けなければなりませんでした” です)。


「教育の弊害?」

席に着くと、
これまた可愛い別のスタッフがお水とおしぼりとメニューを持ってやってきます。
笑顔でこちらを見て “いらっしゃいませ!” と発し、軽く頭を下げます。何も悪く
ないのですが、なぜか、私には伝わるものが何もないのです。その彼女、笑顔で
お客である私の顔はちゃんと見ているのです。しかし、本当は見ていないのです。
“いらっしゃいませ!” とは言っているのですが、“よく来てくださいました” とは
思ってないのです。( 間違いなく、これはフードビジネス教育の弊害だと感じます )


「主役になった女性たち」

雰囲気が良く、
珈琲やスイーツも美味しい。もうそれだけで ・・・ と思うお客様も多いことでしょう。
しかしその上に、流行りのユニフォームを身に纏った若くて可愛い女性スタッフが
気合の入った化粧をして、教えられた通りの間違いのない接客、その受け答えで
誇らしく攻めてくる ・・・ “お客様の目的は何だと思いますか?” とその彼女たちに
聞いてみたい衝動に駆られます。( 題名:主役になってしまった女性スタッフたち )


「最近のカフェは・・・」

最近のカフェメニューは複雑です。
普通のアイスコーヒー(ブレンド)以外は、上に何かしらのっかっていますよね。
( 生クリーム、チョコ・アイスクリームなど、味は無視?して彩り優先トッピング??? )
先ほどとはまた違う、これまた可愛い女性スタッフがアイスカフェモカと抹茶パフェ?
を持ってきてくれます。ストロー以外にクリームスプーンやロングスプーン、フォーク
などが付いてきます。このお店では、(クソ)丁寧にフォークをバスケットに入れて
持ってきます。そのバスケットの説明がありません。残念!しかも、手の届かない
テーブルの端っこに ・・・


「20センチの心遣い」

徐に、4人目の女性登場です。
お世辞にも先の3人のように可愛くはない女性スタッフです。しかし、彼女は
“フォークお使いくださいね!” と耳元で声を掛け、バスケットを取りやすい位置へ
スーッと20センチほど移動させ、私たちの席に笑顔を残して違う席へ向かいます。
実に、ホッとした瞬間。やっと、カフェでお茶してる気分になった昼下りでした ・・・ 。

ご馳走さま!



■ 二升五合 ■

夕方、
店の前で 水を
撒いてた

おっちゃんが
恐い顔して 水を撒いてた

おばちゃんが
髪振り乱して 水を撒いてた

お客さんは よう見てるで
お店の人を よう見てるで

時間は 営業前でも
“営業” は始まってまっせ! 

ほんまの商売人は
“24時間営業中” やで!


第五大成丸



最新の画像もっと見る

コメントを投稿