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メートル法と尺貫法

2008年04月11日 | 造形憧憬


今日(4月11日)は、
「メートル法公布の記念日」 だったそうです。





私の仕事部屋のデスク周りだけでも、これだけメジャーやスケールがあります。
たぶん、どこの家(独身者)でも一つや二つはあるのではないでしょうか。そして、
そのほとんどが 「メートル法」 を用いた定規や物差しなどの計器だと思います。

18世紀末のフランスにおいて、地球1周の長さの4000万分の1を1メートルとする
単位を世界で共通(統一)して使える単位として 「メートル法」 が制定されました。
国際的には1875年の国際条約で全世界の単位を 「メートル法」 に統一することが
決まっており、日本も明治19年(1886)にこの条約に加入しました。

大正10年(1921)の4月11日には、『 改正 度量衡法 』 が公布されて、日本の長さの
単位も基本的に 「メートル」 を使用することが決まりました。ただし、それ以降も
日本では 「メートル法」 と 昔からの 「尺貫法」 との併用が続いていました。しかし、
昭和41年の 『 改正 計量法 』 により、尺貫法による定規や升などの製造販売が
禁止されて 「メートル法」 一本となりました。( それでも 「尺貫法」 は今でも ・・・ )

「一升瓶」 を 「1.8㍑入」 とし、「1坪当たり○○万円」 を 「3.3平方メートル当たり
○○万円」 と言い換えるなどしていますが、やはり、「尺貫法」 はまだ生活に密着
した所で使用されている現状があります。その為、各方面からの声に押されて、
現在ではこの規制は若干緩和されているようです。

私も仕事上、
ビルのテナントインの賃貸借契約で賃料などの折衝にあたったり、建築会社さんと
図面をつき合わせてのプランやコストの決定などを行ないます。その場面では、
「メートル法」 と 「尺貫法」 は、半々というところではないでしょうか。というより、
未だに “ごちゃまぜ” な感じです。

賃貸契約書には、「坪数(平米数)」 あるいは 「平米数(坪数)」 というように、
両方表記しているケースがほとんどですし、建築や施工関係の見積もり時点で
「坪単価」 で上がってきていたものが、本契約書になると、「平米数単価」 で
計算されて出てくるという感じです。

また、店舗で扱っているお酒(日本酒)は “一升瓶” や “四合瓶” と呼んでいます。
ただし、酒屋さんの納品伝票は、“1.8L” “720ml” などの表記になっています。
( 業務用のサラダ油18L入りの缶は、未だに 「1斗缶」 と呼んでいますね )

実は、「メートル法」 に一番強固に反対していたのは、
イギリス・アメリカ の 「ヤード・ポンド」 ではないでしょうか。その影響で飛行機の
高度などは、ごく最近まで 「フィート」 だったようですし、ゴルフでは、まだ 「ヤード」
が一部で使用されていますよね。アメリカで 「メートル法」 への移行が始まったのは
ほんの数年前からのようです。まあ、どこの国でも、どの地域でも、独自性は失い
たくないものですよね。( そういう視点でみると、日本はどうなのだろうか ・・・ )

いずれにせよ、お間違いのないように!!



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