私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

何のための習い事か?

2013-07-21 21:20:48 | 日記
風邪が治ってから普通の生活に戻っているんですが、2週間寝たきり状態だったので、心肺機能が恐ろしく衰えています(・ω・)ノ

久しぶりのトレーニングで酸素が足らなくなりました。ここはエベレストかっ!と一人でツッコミながらメニューをこなしました、軽めですけど…。

話は変わりますが、昨日のテレビで、佐和子の朝、という番組がありまして、ゲストが作家の岩下尚史さんでした。(この人については適当に調べて下さい。)
番組の中で、伝統芸能の習い事について語ってました。
阿川佐和子さん「でも、習っても発表の場も少ないし、誰に見せるの?っていう人もいるんじゃないですか?」
岩下尚史さん「習い事っていうのは誰かに見せるためとか、発表会のためとかよりも、師匠と弟子の人間関係が大事なんです。師匠に教わったことが生活の中で生きてきて、師匠は弟子の成長に喜びを感じることが重要なんですよ。」
言葉は私の記憶なので、多少の違いはあるとは思いますが、こんな内容だったと思います。

これは、まさに私が考えていること。
私は、どうも子供が試合に傾倒するというのは違和感があり、今現在、子供については試合に出さすことは一切考えていません。
これは別に試合を否定しているわけでなく、試合には試合でしか得られないものがあることも事実であるということを理解した上での考えです。

試合でのメリットを考えても尚、強いて試合に出る必要性を感じないのです。
試合に出るのは中学生、高校生になってからでいいと思います。逆にそのくらいの年齢になったら、どんどん試合に出ればいいと思います。

しかし、心身共に成長過程である少年部においては、上記の岩下さんのような考えを何より大事にしていきたいと思うんです。
人に勝つことより、まずは空手に魅力を感じること、それ以上に体を動かす喜びを得ることを重要視しています。
これは、最近よく聞く徒競走で順位をつけるのはやめましょう、などという話ではありません(とはいうものの、ある程度理解出来る部分もあるのはありますが)。
あくまでも勝ち負けに重点を置くのではなく、その人本人の成長に重点を置きたいのです。
本当の人間の強さは、勝ち負けにこだわることよりも、物事を深めようとする時にこそ、得ることが出来るのではないでしょうか。
そのためには、少年期に物事それ自体(これは空手に限ったことでは無く)の魅力を追及できる環境というのが大事になってくると思います。
iPhoneで長く書いていると何を言っているのか自分でも分からなくなるのでここらでやめときます。
何はともあれ、子供達の成長した10年後、いや、5年後が楽しみなんですよ。

終わり(=゜ω゜)ノ

7/19(金)稽古

2013-07-21 01:21:20 | 空手
暑いと体力が奪われます。変な時間に寝て深夜に起きてしまいました(・ω・)ノ
金曜日の稽古ですが、今回の少年部はかなり力を入れて指導して、写真を撮り忘れてしまいました。
少年部には、特に中級者にはそろそろ空手自体の面白さ、魅力を伝えたいと思っています。

で、一般部にうつります。
写真見て下さい。あまりの突きの速さに残像が写ってます。さすがI原さん!


Sもじさんには本日一旦ピンアン二段を仕上げてもらおうと、徹底的に稽古してもらいました。
自主稽古をやってもらって、それを見ましたら凄くカッコ良い!もう私レベルでは教えることがないのではないのかとすら思わされてしまうくらい。
そして、稽古終わり際にピンアン二段を打ってもらいました。


ところが、あれっ?物凄くぎこちなく、すべての技が居着いている。
どうしちゃったんですか?
いやー、緊張してしまいました~

勿体無い。やっぱりメンタルって重要ですね。とはいうものの、練習の姿は見ていますので、Sもじさんの実力の高さは嘘ではないのです。
終わり(=゜ω゜)ノ