私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

新垣清師範日本列島縦断セミナーin広島その4

2011-10-19 23:38:31 | 空手
さて、個人指導の後、グリーンアリーナで講習会が行われた。
5時半からの開始であったので、5時に現地に着いたところ、
既に道衣を着て準備運動に励む方が何人かいらっしゃった。

総勢、15名の参加者、平日でありながら、
遠くは大阪、鳥取、中には東京から来られた方も居た。
その参加者は殆どが武歴20年以上を数える方ばかりであった。
皆、気持ちは同じなのだ、
「新垣師範の技に触れてみたい!!!」

いよいよ講習会が始まり、礼をした後、
師範による真の空手の技についての説明、事細かな理論、
そして、いよいよ実技に入った。
実技稽古に入ったとき、皆、やはり戸惑っていた。
今までの空手とは違う、といった面持ち。
恐らく私が感じた気持ちと同じであろう。
85分の稽古の後、休憩に入ったが、
皆、慣れない稽古の為、疲労激しいにも関わらず、
新垣師範の周りに集まり、質問の嵐であった。
あまりの熱心さに、私がわざわざ「皆さん休憩の間に
水分補給だけはしておいて下さい」と促すほどであった。

その後の後半85分の稽古、充実した時間は流れるのが早い。
あっという間の講習会であった。

終わった後、我々主催者が片付けを行っていると、
誰となしに皆が片付けを手伝ってくれた。

これには、新垣師範も喜び、
「これは皆が、講習会に満足してくれた証だ。
 決して安くない講習費を払いながら、
 自ら進んで主催者の手伝いをするのは
 なかなか無いことだよ!!」
と講習会の確かな手応えを感じられたようだ。

実際、講習会の終了の次の日には、
参加者の多くの方から、御礼のメールを戴いた。
皆一様に、自分の武道の進む道を見つけるきっかけと
なる講習会となったようで、新垣先生を広島に
お迎えした私としても嬉しい限りであった。
こうして、2日間の講習会は無事成功を以て終えることが出来た。

番外編、続きます。




新垣清師範日本列島縦断セミナーin広島その3

2011-10-14 16:26:49 | 空手
さて、新垣師範と私の空手の違いは多くあったが、
まず、一番大きな違いは、腰を全くまわさないことであった。
本当に前に進むだけで強力な突きを繰り出してしまう。
そして、広背筋の使い方。
自分ではしっかり使っているつもりであったが、
極限までに広背筋の使用を意識せざるを得ない
フォーム作り。

とにかく、4日から6日迄の個人指導は
自分の空手を徹底的に矯正され、
終わったときには足が悲鳴を上げていた。
稽古中は、少しのズレでも新垣師範の大きな声での
ダメ出しが続いた。これは、師範がアメリカに
帰った後でも、私がどこに意識を於いて
稽古するべきか、認識させる為の
配慮であった。

師範が来られる前には沢山のことを
質問したいと思っていたが、
もうそれどころではなく、師範の
言うことを頭に詰め込むだけで
いっぱいであった。

しかし、あれから幾日か過ぎ、
稽古を続け、
その心にも余裕が出てきた今になって、
様々な聞きたいことが蘇ってきた。

師範は、来春にも再来日されるという。
その時には、様々なことが
聞けるようになっておこう。

新垣清師範日本列島縦断セミナーin広島その2

2011-10-12 22:14:00 | 空手
10月4日、新垣師範が広島に来られた。
私は、広島空港までお迎えにあがり、
夕方6時過ぎから、改めて、個人指導を
して頂いた。

あの、空手界の常識を覆し、今や、組手のスタイルまで
変えてしまった程の主張をされる、空手界では、
知る人ぞ知る新垣先生が私の目の前で、私の為だけに
指導して頂けるのは、何とも不思議な思いであった。

私はかねがね、新垣師範の本を全て熟読し、
自身の空手スタイルを5年掛けて変えてきた。
そして、それは明らかな結果をも伴っていたため、
私は自身の空手が、すでに古流の沖縄空手に至っているのではないか
とすら思っていた。
しかし、それは私の完全な思い上がりであった。
私のやってきた空手と、新垣師範のそれとはまるで別物であった。
いや、あえて言わせてもらえるのなら、
方向性は確かに間違っていなかった。
しかし、その厳しさたるや、私が今まで追求していたモノとは
まるで格が違ったのだ。
それは、針の先ほどの無駄をも排除した動き、
その上、全てにかかる力をその技に変換させようとする為、
およそ無理があるのではないかと思われる体勢を
訓練によって、創り上げて行くのだ。

そして私は思った。
「甘かった・・・。かくも足を上げるということは難しいモノか・・・。」
この言葉は、体験した者でしか分からない。
知らぬ者が聞いたら、何をたわけたことを言っているのかと思われるであろう。
しかし、これこそが今回の指導を受けた心からの感想なのである。

また、私の追求してきた「ガマク」
これも全く別物であった。まこと沖縄空手とは奥深いものであった。

だが、今まであこがれでしかなかった古流沖縄空手が
確かな目標に変わった瞬間であった。

以下つづく。



新垣清師範日本列島縦断セミナーin広島その1

2011-10-09 20:09:05 | 空手
10月5日、6日の講習会盛況の内無事終了しました。
今回のことは私の空手人生に於いて大きな転換点になる事でしょう。
とにかく今までの空手とは全く違う。しかし、理論的。
詳しくは後日、少しづつ書いていこうと思う。
取り敢えず、講習会の記念撮影をUP。
もう何人かいたのだが、大人の事情でこれだけの人数です。
受講者15名。ご苦労様でした。
講習会の様子は乞うご期待。