日本神話「獣犯せる罪」国津罪のひとつとされている名残である。
昔々、ある娘のもとに毎晩、若い男が現れた。
母親に「私のところには、いい男が来るのよ」自慢する。
母親は心配をし家中を戸締りし鍵をした。
けれども毎晩、娘のもとに現れる。
母親は「糸のついた針を、そっとつけなさい」と娘に教えて、男の居場所を探った。
糸をたどると、縁の下に穴の中に、続く。
耳を傾けると「毎晩 行ってはならぬ、言うことを効かないから痛い目にあうのだよ」
「いいんだよ、たとえ私が死んでも、子供を残してきたからね」
「でも人間は賢いから、ヨモギとショウブを煎じて飲めば子供は落ちてしまうよ」
驚いた母親は、急いで娘に、ヨモギとショウブを煎じて飲ませた。
すると・・・たちまち、蛇の子がたくさん下ったという。
(カブに乗りながらカメラでパチリ)