和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

額井岳山麓

2009-10-02 05:34:13 | カメラ
昨日、広島県の鞆の浦の埋め立てに反対する住民訴訟の地裁判決が出ました。
景観を守れという住民側の訴えが認められたことになります。
京都市など景観を損なう建物の高さ制限がありますが、
景観が住民の財産であるとの判断は日本において画期的なことです。
(三審制度がありますので最終的には分かりませんが、)
和尚はこの裁判のどうのこうのと言うつもりはありません。

大和路の写真を撮っていると、?っと思うことがあります。
それは
景観を考えないライフラインの施設や宣伝の為の看板です。
まず平城京跡の朱雀門横の大看板です。
おそらく近鉄電車の窓からよく見えるように立てられたものと思われますが、
その場所に立てる必然性が全くないのです。
(代替場所はいくらでもある)
次に談山神社の反対の丘から見る風景です。
以前、電線は低い所にありました。
今、新たに電話線が敷設されて、美しい景観の真ん中に線が走るのです。
これも景観を守るため低く敷設は出来たはずです。

二つの例を出しましたが、
他にもたくさんあると思います。
法隆寺などはこれだ!と言える景観はなくなっています。
薬師寺もどうなるかわかりません。
(池と寺の間に新道の計画があります。)
和尚は歴史的景観を損なわないような開発、保存を望んでおります。
(国立公園などは厳しい規制があります。)
それと同じように歴史風致地区にも規制があっていいと思うのですが・・・。
先ほどの判決に戻りますが、
歴史的景観は住民いや国民の財産にならないでしょうか。


今日は額井岳山麓の地域です。
すべてデジカメです。
真ん中へんのぼやっとしているのは
レンズに雪が付着して溶けた水滴の跡でしょう。
レンズのゴミなどはデジカメでは忠実に出ます。