和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

ウメとサクラどちらが好き?

2010-03-06 12:16:59 | カメラ
梅干しやサクランボの事ではありません。
どちらも花の事ですが
あなたはどちらが好きですか?
と自分自身に問うてみました。
どちらも好きですが、
あえて言うと和尚はウメの花が好きなようです。
梅花の香りがいいです。
サクラには香りが感じられません。
「・・・匂うがごとく今盛りなり。」は
匂いがないのでしょうね。

春のさきがけとして紅梅は
こころをウキウキさせてくれる魔力があります。
白梅には日本の原風景としての寒さに耐えた凛とした風情があります。

“庭上の一寒梅
笑って風雪を侵して開く
争わず又力めず
自ら百花の魁を占む”


これは新島襄の有名な漢詩ですが、
梅の花が咲く頃には必ず思い出します。

今の季節がそうなんです。
大きい梅林の満開の花よりも
庭先にさりげなく咲いている一本の木に
こころ奪われることもあります。
また
畦などにに植えられている梅の木が花をつけると
“春がきたよ”と伝えてくれます。

一足早いシダレ桜はサクラの到来を告げます。
ユキヤナギが満開になると
ソメイヨシノがわれ先にと咲き誇ります。
満開のソメイの下を歩くと
気が狂いそうな錯覚を感じます。
遠くから見るようにしています。

サクラは何といっても山サクラです。
風情という点からもイチオシです。
奈良県には吉野山があります。
サクラのほとんどが山サクラです。
「吉野のサクラを見ずしてサクラを語るなかれ」は
和尚の吉野サクラへの入れ込みです。

毎年2回は行くのですが、
昨年は異常気象のせいか
時期も花の色もよくありませんでした。
今年は新しい場所を見つけていますので、
楽しみにしております。

写真家にとって一本サクラは
格好の被写体です。
奈良県では大宇陀の又兵衛桜が
全国からのサクラファンを集めています。
近くの仏隆寺の千年桜も人が多くなって来ました。

香芝市にもいいシダレがあります。
今年は撮りますので、投稿します。

表題に戻りますが、
和尚は
白梅、紅梅、山サクラ、一本サクラ、シダレ、ソメイの順に好きなようです。
ここまで書いて、外に出ました。

ズームニッコール80-200をつけて
春を探しに雨の中で撮ってきました。
このレンズをデジカメに使うのは初めてです。
ISO800 手持ちです。


雨が線になって写っています。




春ですね。


これも春の風物詩。




ピンクがかった色でした。