「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

長かった日照不足。秋のクオリテイを充実させる。

2016-10-09 10:22:57 | 芝草「秋」にオススメの資材

10月8日は24節季の「寒露」

「露が冷気によって凍りそうになる頃」

という意味で、朝晩の気温もかなり下がり、

いよいよ秋も深まってくる頃です。

北海道稚内地方気象台は6日、利尻山の初冠雪を観測しました。

平年より3日遅く、昨年よりも6日遅い観測です。

いよいよ北から冬の足音が聞こえ始める頃になりました。

関東から近畿までの太平洋側平野部の初霜は

11月下旬~12月上旬くらいです。

初霜以降は いわゆる「晩秋施肥」の時期ですね。

イメージ 1←平年の「もずの高鳴き」と「初霜」

これまで60日間前後の長い間、

秋雨と日照不足が続いたので

これから初霜までの約2ヶ月間、

しっかりと 秋のターフクオリテイを充実させて

いきたいところですね。

長かった日照不足の影響を払拭し、 活性向上のきっかけとなる
おすすめの資材をご案内します!
 
 A)コアリングを延期し、ムクで回避した場合の
新根茎成長のための土壌三相バランス
 
 
断続的な降雨により 予定していたコアリングを延期し、
 9月はムクによるエアレーションに留めたコースも多いかと思われます。
 
ぬかるんだ表層の酸欠を解消し、新根茎成長のための
土壌三相バランスを確保・持続する上で効果的な資材が
 
古茎根を分解する
「デ・サッチャー」
 
または
「ブランXエックス」です。
 
ブランXエックスは

古茎根を分解して表層透水性を向上させる「デ・サッチャー」を1/3

菌態活性を向上させ、発芽発根を促進して芽数をアップさせる「エッセンシャル・プラス」を1/3

 資材を表層全体へ到達させ、三相バランスを持続する「ハイドロ・マックス」を1/3

ブレンドした資材です。

←継続使用で撥水層やブラックレイヤーも解消!

B)鉄系資材やカルシウムを 多く投入した表層土壌。

これからの施肥の”くいつき”に。

 日照不足による黄化対策、表層の黒藻対策で鉄系資材を使ったり、
長雨による徒長抑制や軟化抑制のためにカルシウム資材を
いつもより多く投入されたコースは多いと思われます。
 
吸収されず、土壌に滞留した鉄やカルシウムは
リン酸と吸着し、不可吸な状態で残っています。
 
鉄やカルシウムをリン酸と引き剥がし、
新たに投入する資材の”くいつき”を向上させる上で
腐植酸(フミン酸等)は有効ですが
 
最も分離・分解する性能が高いのがフルボ酸です。
米グロース社の
「フルボ酸9%」
はおすすめです。
 ←高品質北米のレオナルダイト層を原料とする「フルボ酸9%」
 
 

B)根の成長に欠かせないリン酸。

鉄やカルシウム、ケイ酸との吸着に気をつける

これからも、活性向上や下葉を代謝させる上で鉄系資材を使ったり、
地上部の動きを抑え、根を成長させる為に
カルシウムやケイ酸を施肥する事も多いと思われます。
一方で、当然、根の成長にリン酸系資材は
欠かせない時期です。
 
 
この時期、
タンクミックスしても、表層土壌においても、
鉄系資材やカルシウム、ケイ酸と結合反応を起こさない
緩衝活性系リン肥である
「ミスト5号(2-30-0)」
好評価です。
 
C)肌寒い時期の活性向上と菌態バランス

「リストア・プラス(3-0-2)」

秋・冬の良性菌のえさとして働き、

 ”こうぼ+鉄” の力で低温下でもくいつき、

緩やかに 寒冷時期の菌体活性を向上 させます。

 下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 

主な効能は

・古茎根や残留を分解し、糖質に変換し、貯蔵します。

・土壌の固結、凍結を抑制・緩和し、凍害・乾燥害や霜害を抑制

・寒冷時期でも根の成長を促進

等です。

 
以上です。
よろしくお願いします!
(^。^)