10月12日(水)の晴天以降、
秋雨前線もようやく弱まり、
西高東低の
秋冬の典型的な気圧配置になってきたように思います。
しかし、その後、期待したほど
秋らしい晴天は続いていません。
9月の長雨、日照不足、活性停滞で、遅れがちだった
更新作業やラフ刈り等のコース作業も
思うようには進まず、困ってしまいます。
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今年は、
夏には、思った以上に日中気温が上昇したり、
夏越し後、思ったよりも雨が続いたりと、
これまでの経験値の
予測範囲を超えた気象の展開が多く、
水管理、施肥、施薬のタイミングが
たいへん難しい年のように思います。
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そこで 初霜までの
秋のクオリテイ作り~冬越し準備の時期に
予測外の気象展開、
あてにできない長期気象予報に対して、
保険になるような資材をご案内したいと思います。
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1)思ったより気温が低い場合は
「リストア・プラス(3-0-2)」
10月23日は24節季の「霜降」
露が冷気によって凍りそうになる頃、という意味です。
平野部の初霜までにはあと50~60日ほど時間がありますが、
予想外の朝夕の気温・地温の低下は
土壌内の菌態活性、ターフの吸肥を鈍らせます。
「リストア・プラス」は
主成分「鉄」「こうぼ」「アミノ酸」「フミン酸」の力で
地温15℃以下でも
ターフの代謝、菌態活性を緩やかに向上させ、持続させます。
↑11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥。
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況
2)思ったより雨天・曇天が続く日照不足には
「ターフバイタル・プロ」
主成分の”グルタミン酸”が
光合成が不足する状況でも
タンパク質合成して、ターフの活性を持続します。
同時に”核酸”が秋の新根成長を促進します。
3)思ったより施肥の”くいつき”が鈍い場合は
「フルボ酸9%」
9月の日照不足の状況下で、
黄化抑制、藻苔抑制のために鉄系資材を投入したり
徒長抑制、軟化抑制のためにカルシウム資材を投入
されたコースは多いと思います。
吸収されず、表層土壌に残っている鉄・カルシウムは
この10月に投入するリン酸結合吸着しやすく、
新たに投入する資材の吸収を鈍らせる事があります。
土壌内で 鉄・カルシウム・亜鉛等と吸収している
不可吸のリン酸を引き剥がす資材が
”フルボ酸”で
その後の施肥の”くいつき”を向上させます。
←高品質北米のレオナルダイト層を原料とする「フルボ酸9%」
4)リン酸を確実に吸収させるには
「ミスト5号(2-30-0)」
10~11月にも活性向上や下葉を代謝させる上で鉄系資材を使ったり、
地上部の動きを抑え、根を成長させる為に
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