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紅葉の時期。「冬越し準備」にはまだ早い?!

2016-10-23 08:12:48 | 芝草「秋」にオススメの資材

72候で11月7日は

「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」とあり、

これから紅葉の時期です。

東北南部地方では10月10日頃から、

関東、中部、近畿の太平洋沿岸は 11月10日~20日頃が

モミジの紅葉前線の到来と言われています。

朝方の最低気温が8~9℃以下に下がると

紅葉しはじめると言われています。

これから12月上旬の初霜時期にかけて

徐々に気温地温も下がってくる時期となりました。

また、日照時間も 日々 短くなって来ました。

12月22日は24節気の「冬至」

昼がもっとも短く、夜がもっとも長い日です。

今年は 9月上旬~10月上旬までが

以上なほどの日照不足と降雨による表層酸欠で

全くターフの活性があがらず、

生育も停滞していただけに、

この先、初霜あたりまでに 

一度はしっかり活性向上させ、

肥料をくわせ、

クオリテイをつくった後に、

晩秋の「冬越し準備」に入りたいところです。

 おすすめの資材としては

1)気温が下がってくる時期の活性向上、

他資材の”くいつき”に

「リストア・プラス(3-0-2)」

平野部の初霜までにはあと40~50日ほど時間がありますが、

朝夕の気温・地温の低下は

土壌内の菌態活性、

ターフの吸肥を鈍らせます。

「リストア・プラス」は

主成分「鉄」「こうぼ」「アミノ酸」「フミン酸」の力で

地温15℃以下でも

ターフの代謝、

菌態活性を緩やかに向上させ、持続させます。

↑11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥。

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況

2)日々短くなる日照時間、

日照量の不足には

「ターフバイタル・プロ」

主成分の”グルタミン酸”が

光合成が不足する状況でも

 タンパク質合成して、ターフの活性を持続します。

同時に”核酸”が秋の新根成長を促進します。

3)休眠前のコーライ芝には

養分を貯蔵し、

乾燥害・凍害を緩和し、

来春の芽出しを向上させる

 「バイオ(8-0-9)」がオススメです。

"酵母”を含むので寒冷期でも効果的です。

晩秋にも、古茎根や有機残渣を分解し、

ランナーに貯蔵糖分として蓄えます。

”糖分”を充分蓄えたランナーは

冬場の、乾燥害・凍害や擦り切れに強く、

来春の芽出しも向上します。

活性を緩やかに向上させるので、

ゆるやかに休眠期に入り、

着色剤の ”のり” も良くなります。

「バイオ(8-0-9)」の主成分は

コーライ、バミューダ、テイフトン等の太い古根茎やサッチを分解するバチルスが2種類

寒冷期でも機能する酵母

空相確保・持続するフミン酸

ランナー成長や養分貯蔵を促進するアミノ酸

根茎周囲の空相と潤いを持続するためにユッカシジゲラ抽出物(浸透剤)を含有しています。

です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 


やっぱり日照は大切ですね。。。

2016-10-23 07:00:49 | 芝草「秋」にオススメの資材

9月上旬~10月上旬まで続いた長い日照不足は

太平洋側ほどんどのコース管理にとって、

たいへん厳しいものとなりました!

少しでもストレスを軽減できるように、

ダメージが深刻となった9月23日以降には

・刈高を上げる

・濡れている、柔らかい表層にはなるべく機械をのせない

・更新作業(コアリング)は延期して、ムクで回避する

・藻苔剤は活性低下により、薬害が出やすいので、最小に抑える

等の対策が功を奏したものの、

芝が活性を取り戻したのは

10月11~12日ごろからとなりました。

さて、日照と芝草の生育に関して考えた場合、

銘茶の産地には 

クオリテイの高い

ベント芝のコースが多いような気がします。

狭山茶(埼玉県)、静岡茶、宇治茶(京都府)、

伊勢茶(三重県)、朝宮茶(滋賀県)等

品質の高い茶葉の生育においては

・充分な日照(特に午前中)

・朝晩の寒暖差(夏場、夜温が低下し、ムレが少ない)

・風通しが良い(多湿ではない)

が条件となり、

ベント芝の生育条件と似ていますね。

同様に

オレンジやみかんの産地には

クオリテイの高いランナー系草種

(コーライ芝、ティフトン、バミューダ、)のコースが

多いような気がします。

コーライ芝はみかんの産地で生育が良く、

平成23年産みかんの収穫量及び出荷量
府県 ------------ 収穫量 / 出荷量
全国 ------- 928,200トン / 828,600トン
和歌山 ----- 181,800トン / 164,500トン
愛媛 ------- 150,000トン / 137,700トン
静岡 ------- 128,200トン / 113,100トン
熊本 -------- 90,400トン / 83,100トン
佐賀 -------- 56,100トン / 51,500トン
長崎 -------- 55,600トン / 49,400トン

バミューダ、ティフトン芝はオレンジの産地で生育が良い。

ベイヒルGC(米・フロリダ州)フロリダオレンジ

ラコスタCC(米・カリフォルニア州)バレンシアオレンジ

バルデラマCC(スペイン)バレンシアオレンジ

という具合です

柑橘系果樹(みかん、オレンジ等)の生育条件である

・360度方向からの充分な日照量と日照時間

・温暖な気候

はランナー系草種の生育条件と似ていると思います。

いかに、芝草にとって

日照が大切か感じた今年の初秋でした!

(^。^)