「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

「寒九の雨」、春の芽出しへの準備

2017-01-11 14:28:38 | 芝草「冬」にオススメの資材

1月5日が「寒の入り」でした。

「寒の内」には様々な天気に関する言い伝えがあります。

「寒四郎」や「寒九の雨」がその代表です。

 「寒四郎」(今年は1月9日)
その日に晴れると豊作になるといわれています。
関東地方は午後から晴天となりました!
 
「寒九」(今年は1月14日)
「寒九の雨」は、縁起のいい雨です。
寒の入りから9日目に雨が降るとその年は、
春の訪れも早く、豊作になるといわれます。
この日に汲んだ水を「寒九の水」といいます。
寒の内の水は雑菌が抑えられ腐りにくく、
中でも「寒九の水」は薬になるとまでいわれていました。
 
科学的な根拠はありませんが、気になりますね。
「豊作」=「順調」な春の芽出しにつながる天気になりますように…。
 
 
この先のおすすめ資材を 時期ごとに御案内します。

 その1<1月5日「小寒」~1月18日「大寒」頃>低温対策

1月9日「寒九の雨」が降るこの頃は、

雨が降る度に、固結・乾燥が緩み、

 白根発根のための気相が整っていきます。 

1月18日「大寒」の頃からは、白根の発根が旺盛に始まります。

寒い時期ですが

なるべく根茎周囲を凍結・固結させないようにして

白根の成長を持続させたいところです。

 おすすめは(特に日陰のグリーンやテイーに)

「土壌再生炭」です。

 タンク車で散布できる活性炭で

 融雪資材としてだけでなく、

表層の地温を緩やかに向上し、

 その”ミクロの多孔質”ゆえに 良性菌の活性を向上持続する資材です 

←融雪資材としても高評価

←ミクロの多孔質で活性向上持続

 ★

その2<旧暦正月 2月1日~2月10日 頃>→固結・凍結・酸欠対策

この時期、地上部の動きは、旺盛ではありませんが、

春のスタート前の 三相バランスは大事です。

固結・凍結による表層酸欠を回避して、

新根の(白根の段階での)成長環境を確保したい時期です。

おすすめは

「リストア・プラス」です。

 寒冷期でも「こうぼ」の力でくいつき、

 寒冷期の活性を緩やかに向上持続し

 新根周囲の三相バランスを整える資材です。

  ↓ 11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 その3<2月18日「雨水」以降~>→よこ根の成長を促進

 この頃に、時折降る雨や雪により

 土壌の固結は一層緩和され、白根はよこ根へと成長します。

おすすめは

亜リン酸+緩効性リン酸で気候不安定でも、しっかりリン酸を吸収する

 「ミスト12号(3-18-18)」

発根・発芽を起爆するミストとして好評価の

「ミスト9号(8-32-5)」

です。

 ★

 その4<2月28日~3月上旬>→冷たい雨・日照不足対策

「草木萌動(そうもくめばえいずる)」

 この頃には 山野では 早めの植物で地上部の動きが見られます。

しかし、最近は 地球温暖化のせいなのか、

四季の変化がはっきりせず、春らしい春がなくなってきています。

早春の長雨による 低温や日照不足は

特にコーライ芝の立ち上がりに悪影響を与えます。

おすすめは

「ターフバイタル・プロ」です。

 「グルタミン酸」が短い日照時間を補い、タンパク質合成し、活性を向上・持続。

 「核酸」が新根の発根成長を促す資材です。

←「核酸」が発根を促進

 

 以上です。

よろしくお願いします!

 (^。^)

 


今年一年間の肥培を考える

2017-01-11 13:41:29 | 芝草「年間の肥培計画」に

この先

一年間の肥培を考えると

1)スタート前の三相バランス と 

2)春秋の日照不足対策

が大きなテーマになると思います。

最近は、

従来の大きなテーマであった

「夏越し」=「高温多湿病害への対策」

に関しては、

油断できないテーマですが、

かなり有効な対策が講じられてきているようです。

まず、かなり薬剤の性能が向上し、

その投入時期やローテーションに関しても

有効な情報が共有され、

ダラー、リング、ピシウムに関しては ほとんど対策が取られ、

炭疽病や細菌病に関しても

ここ2~3年有効な情報が更新されているようです。

さらに、扇風機やサブエア等の設備導入で

表層の加湿を回避されているコースも増えてきました。

しかし、

近頃のキーパーさん達の声を聞くと

「春らしい春でなかったのでコーライ芝の立ち上がりが鈍く、

テイーや外周等ストレスのかかる

コーライ部分のダメージとその修復に手間がかかった。」

「秋の日照不足で、

秋の更新作業から、逆に活性が落ち、

その回復が晩秋までかかり、

高いターフクオリテイをつくるタイミングがなかった。」

というような声を複数耳にします。

整理して考えると

まず、

春や秋のスタート前の三相バランス

= 酸欠の回避

 新根の(白根の段階での)成長環境確保

つまり、

1)旧暦の正月 2/1~10 頃 固結・乾燥を緩和する

2)旧暦の七夕 8/7~15頃 加湿・酸欠を緩和する

事が重要といえそうです。

次に

地球温暖化が原因なのか、

四季の変化がはっきりせず、春らしい春や秋らしい秋が

なくなってきています。

3)早春の冷たい長雨(2月/下旬~3月前半)と日照不足

→特にコーライ芝の立ち上がりに悪影響

4)秋の長雨(9/15~10/15頃)と日照不足

→特にベント芝の更新作業からの戻りに悪影響

この 4つの時期をどのようにフォローするかで、

ダメージを最小限に抑制すると共に

高いターフクオリテイを創る時間的余裕を

確保できるような気がしています。

よろしくお願いします!

(^。^)