9月2日は72候で
「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
<秋になりさまざまな穀物が実る>
青々としていた水田も
徐々に金色に染まり、
新米も出回りはじめる、
まさにそんな時期になりました。
・
イネ科の植物が実るのは
秋の根の成長と冬越しのための貯蔵糖分を
蓄え始めたという事といえます。
◇
ゴルフコースにとって この夏は特別に厳しかった!
グリーンキーパーさん達も、
グリーン面もフェアウエイの芝も、疲労困憊しています。
朝夕の気温が下がってきた今こそ、
この夏の疲れを癒したい時です!
◇
夏の疲れを区別すると、
グリーン面においては、
1)とにかく暑かったので貯蔵糖分は枯渇しています。
2)殺菌剤も例年より散布しました。散水も多く、表層は酸欠気味でした。
したがって良性菌の数も減っています。
菌態活性バランスを回復したいで時期です。
3)表層の黒藻も多く発生し、抑制するために鉄系資材も多く散布しました。
高温多湿での徒長を抑制するためにカルシウム系資材も多く散布しました。
土壌内のリン酸がカルシウムや鉄と吸着し、
土壌塩基が飽和傾向にあり、
これ以上リン酸を吸収しにくい状態にある事も多いです。
・
フェアウエイにおいては
1)グリーン面ほどは、細かく散水できなかった
フェアウエイにおいては
乾燥が大きな問題です。
5月の強烈な乾燥にはじまって、
7~8月の超炎天下で、
今も尚、乾燥撥水している部分が多いと思います。
その部分は秋の施肥でも食いつきが鈍く、
この秋冬の擦り切れや乾燥害・凍害に弱い部分になってしまいます。
グリーン面の更新作業の際に
外周も幅広く更新し、
コーライ芝のランナー周囲の
土壌三相バランスを回復したいところです。
◆
ターフの夏の疲れを癒すオススメ資材です!
1)貯蔵糖分の補給には「エッセンシャル・プラス」です!
「エッセンシャル・プラス」は
単糖、二糖類(トレハロース他)をはじめ、
オーキシン様物質(ケルプ抽出物由来)
ジベレリン酸等をバランス良く含有していて、
貯蔵糖分を補給し、
芽数・根数も回復させます。
主成分
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6 です。
2)土壌の菌態活性バランスを回復するには「コンパニオン」です。
主成分の
バチルス・ズブチリスGB03は
良性菌そのもので、
土壌内の菌態活性バランスを整えます。
バチルスGB03は、
土壌内の有機残渣をゆっくり分解しながら
表層の透水性を向上させ、
病害菌核を破壊する抗生物質”アイトリン”と
秋の新根の成長を促すオーキシン様物質を生成します。
↑ 根周囲の保護膜が病害の侵入を抑制!
3)土壌内をスッキリさせるには「フルボ酸9%」です。
←高品質!北米のレオナルダイト層から採取。
「フルボ酸9%」の主成分は
フルボ酸(天然レオナルダイト由来)9.0%
ユッカシジゲラ抽出物(浸透資材)5.0%
です。
米国グロース社のフルボ酸は
古い地層である北米のレオナルダイト層から採取した
高品質のフミン酸をさらにもう一段階精製した
たいへん分解能力にすぐれた資材です。
土壌内でカルシウムや鉄と吸着残留しているリン酸を開放し、
開放したリン酸を有効に秋の新根成長に繋げます。
↑「フミン酸」をさらにもう1段階精製した「フルボ酸」
4)フェアウエイの乾燥・撥水・三相バランスを回復するのは
「バイオ8-0-9」です。
「バイオ8-0-9」は
古茎根を分解するバチルス4種、酵母が主成分で、
土壌に滞留する有機残留を分解し透水性を向上させます。
同時に、
北米に自生する「ユッカジジゲラ」由来の浸透成分が
含有する「フミン酸」を表層全体へ到達させます。
この床土全体へ行き渡った「フミン酸」が
気相と「ユッカシジゲラ」由来の湿潤成分による液相を持続し、
床土の固結・乾燥を抑制するメカニズムです。
↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子
◆
宜しくお願いします!
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